恩師の一周忌の法要で都内の某寺に行った。ここの住職は、習字で色々書くのが好きなようだ。本堂のあちこちに自分で書いた書が貼ってある。「福は雲の如し」とか「生を明らめ死を明らむるは仏家一大事の因縁なり」とか「みんな仏の子だ。元気勇気」「生かされていることに感謝」とか色々書いて貼っている。字は決して上手くない。

 

一緒に行った連中は、その字を見て味があっていい。なんて、言っている。ずっと書いているものを眺めながら、読んでいたら、一番端に「塔婆一本5千円」と書いてあった。おもわず、吹いてしまった。

 

それまで、故障な「生だだとか死だとか」書いてあったのに、いきなり現実的な「塔婆一本5千円」には笑った笑った。

塔婆代を払わない輩がいるのかそれとも塔婆代いくらと聞かれるためか。そんなことまで筆で貼り出していた。

 

結構、お寺の坊さんも俗っぽいなあ。