こんにちは。

 

メンタルケア心理士の桜井涼ですウインク

 

桜のつぼみがようやく膨らんできたのを見てうれしくなっております!
娘の引っ越しを手伝った際に、すでに咲き始めているのをみてから心待ちにしていたのですおねがい
お花見が早くしたくてうずうずと楽しみにしている桜井です桜桜桜

 

さて、前回から「心の防衛反応」について書いております。

そのなかでも、知らず知らずのうちに条件付きの愛や肯定を提示してしまう、注意すべき点について話したいと思います。

 

この条件付きの愛や肯定の提示って、無意識のうちに子どもに対して口にしてしまいがちなんです。

  • 「テストでいい点を取ったから、褒める」

  • 「部活でレギュラーになったから、認める」

  • 「家事を手伝ってくれたから、褒める」

など、挙げたらきりがないくらいです。

「○○できてすごいね~!頑張ったね!」のような声のかけ方をしてしまいがち。かく言う桜井もこの落とし穴に気づかずに言ってしまったということがありましたえーん

 

これを繰り返すと、子どもの心には「成果を出さない自分には価値がない」という不安定な土台が作られます。

そのせいで新しい環境で「まだ何も成し遂げていない自分」に直面したとき、土台がグラグラと揺れ、激しい不安に襲われてしまうことが起こってしまいます。

 

土台が揺らぐと、私たちの脳は「これ以上進むと崩壊するぞ!」と緊急ブレーキをかけます。それが、朝起きられない、体が動かないといった「防衛反応」の正体なんです。

学校に行きたくないとか、元気がなくなっていたり、食欲や睡眠が低下しているお子さんは命を守るために必死にブレーキを踏んでいる状態なんです。

 

じゃあどう褒めたらいいか、どう声をかけたらいいかといいますと、条件を取り払うのです。

 

心理学では、何かをすること(doing)への評価ではなく、そこに存在すること(being)への肯定が自尊心を育てると言われます。

 

落ち着かない時期だからこそ、「成績」や「出席日数」という条件を一度なくして、

  • 「一緒にテレビを見て笑える時間が嬉しいよ」

  • 「今日も夕飯を美味しいって食べてくれて、それだけでホッとするな」

  • 「おかえり、今日もあなたの顔が見られてよかった」

  • 「今日も元気に過ごせてよかったね!」

  • 「病気やケガをしないで元気でいてくれてうれしい!」

といった、存在していることこそがあなたの価値であることを言葉と態度で伝えていきましょう。

特別なことではなく、「あなたの存在が私の幸せに直結している」というニュアンスを伝えます。

それだけ?と思われるかもしれませんが、それが一番大切です。

 

親御さんの条件付きじゃない愛情こもった言葉で、「自分の存在そのものが良い」と感じられるはずです。

 

【ここ重要!】

この条件付きの愛って、実は親としての「願い」の裏返しでもあるんです。

 「社会で困らないように」

「自信をつけてあげたい」

そういった愛情が、いつの間にか「○○できない自分には価値がない」という、お子さんの首を絞める条件にすり替わってしまう……。これこそが、この落とし穴の切ないところです。

 

呼吸をするのと同じくらい当たり前の「存在」そのものを認める言葉を、そっと置いてあげましょう。

嵐の中にいるお子さんにとって、「何ができてもできなくても、ここだけは安全だ」という無条件の居場所があることが、再び外へ踏み出すための、何より強固な土台になります。