「サービスの裏方たち」 野地 秩嘉


この人の「サービスの達人」という本を昔読んだことがある。
あまり覚えていないけど。
それは、各職業のプロフェッショナルを取材した的な本(だったはず)なんだけど、
その本を踏まえて、同じ作者で、タイトルかぶってるので
てっきりそのようなサービスのプロを陰で支える、
表には出てこない職業の人たちを取材したのかな????なんて思って読んでみたら
違った。
期待が裏切られてしまい。残念。


大体本の裏側に内容のまとめって、
誰が書いているか知らないけど、「本当に本読んだ??」
って言いたくなる適当な内容のものが多い。
どんなにいい作品でも裏のまとめが適当って言うのはよくあるんだけど、
今回はその間逆。
裏のまとめだけ読むと、




「我々の知らない分野にも驚くべきプロがいて、サービス精神を発揮している」

と書いてある。
ふむ、面白そうじゃないか。
その実、この本は、作者がただいろんな雑誌に書き散らした読み物を
適当にまとめて、それっぽいタイトルと裏のまとめをつけただけの代物なのだ。

だからサービス精神を発揮するとか特になく、
突然赤飯のことを語ってみたり、(dancyuに乗ってた)
スカイラインがポルシェに勝ったレースの話をしてみたり(BRIO)
高倉健が好きな絵を追った話をしたり、
とにかくまとまりはないうえ、ぜんぜん表題と異なった内容。

これはあきらかに先の本がそこそこ好調だった今のうちに
似たタイトルで本だしとけ!!的な出版社の思惑プンプンで
本当につまらなかった。

そういうことをする作者にプロとしてのサービス精神が欠如しているとおもうんだけどね。


「モップの精は深夜に現れる」&「モップの魔女は呪文を知ってる」 近藤 史恵


中身と外見が一致しないんじゃないか…な主人公が
清掃作業員しながら市井の人々の謎や悩みを解決していく、という
お気楽物ミステリー。


作者の方は、あまりおされな感じがしません。
そのためか、若干主人公の女の子の造詣が甘い感じがします。
おされをしてお掃除バイトをするのですが、
その格好では正直お掃除は大変です。
実は結婚している彼女のかていのエピソードもあるけど
そんなに裕福な感じはしない。
そんなに衣装持ちになれる??


ってことについ気をとられちゃうけど、
作品としては嫌いじゃない。歯磨き時にぴったり!!の軽さ。新書だし。

かわいらしくまとめているも、内容は結構えぐい事実とかもあるのは
ちょっと笑えます。いやいや、それだけで大丈夫??


しかし、しかし!! 一番ショックだったのは
2冊並んだこの子たちをみて、「ふふん…どっちが先かな??」なんて
順番に気をつけて読んでみたら、
実はもう一冊シリーズで出ていて、しかもそれが一番はじめっていう
すごく悔しい事実を知ったことかな。
話はほとんど連続していないけど、主人公が結婚した相手と
であった話は一冊目にあったようなので、
あ、そう。この人、みんなもうご存知なの??って感じで。



話の内容については特に書くことはない。
つまり、あまり覚えていない。

3年後くらい、また歯を磨きながら読んでそう。
あれ、なんかこの話知ってる??とか思いながら^^;


「望遠ニッポン見聞録」 ヤマザキ マリ



最近マンガ「テルマエ・ロマエ」で有名になった漫画家さんの、
海外に住んで、イタリア人と結婚した彼女が見る、
外からみた日本を語ったエッセイ。


17歳の時からイタリアへ絵の修業に行き、
カルチャーショック必至のイタリア国を一人生き抜いた彼女、
当然私のようなちょっぴりナショナリストになるのは当然と思われ。

もちろん、本人はナショナリストではないけれど、とは書いているけど
やっぱり海外に出て日本を見ると、日本という国の
いいところが大きくフォーカスされてくるのは再三今までのブログでもふれたとおり。


彼女は面白い人生を送っていて、
イタリア人と結婚した後 中東にもすみ、ポルトガルやイタリアに住んで
現在はアメリカ、シカゴに住んでいる。
仕事の為日本との行き来も頻繁のようだけれど、
それでも生活の場は国外。
住んだ国も厳密には違えど同じようなエリアに行った私としては
全編「ある、ある!!」な感じなのだ。

それにしたって、彼女の義母にあたるイタリア人マンマは、
本当に私の見てきたマンマって感じだ…
彼女らは強い。そして元気!!
日本人やアジア各国のおとなしさでは、
彼らに勝つなんて到底無理だというのがとてもよくわかる。


あのうるさい、おバカな集団…
2000人を超えるイタリア人満載の船が、
ちょっぴり恋しく思えたそんな本でした。


絶対ハネムーンでも普通の旅行でもいいから
地中海をまわるクルーズ船に乗ろうね!!