慢性リンパ性白血病(CLL):奇跡の処方せん -9ページ目

慢性リンパ性白血病(CLL):奇跡の処方せん

自分とは到底無縁の病気だと思っていた慢性リンパ性白血病になりました。20万人に1人という確率です。しかも、かなり進行速度が速いようです。

 以前、欧米のCLLのブログに参加していて思ったのは、欧米と日本では、医師と患者の関係や病気のブログの内容が随分違うことでした。日本の場合、患者の意向をきくことなく治療法を医師が決めるケースがほとんどです。一方、欧米の場合は、医師は複数の治療法のメリットとデメリットを説明し、どれを選択するかは患者が決めるケースが多いようです。日本では、患者は盲目的に医者を信用していたり、めんどうなので丸投げしたりです。そのような患者側の消極姿勢に加えて、「説明してもどうせわからないだろう」、といった医師側のおごりもあります。ですから、たまに、医師に注文をつける患者がいても、ごまかしたり、怒り出したりといったことが起きてしまいます。

 欧米では、医師もミスはするのは当たり前だから、最終的には自分で責任を負う、といった考えなのでしょう。なので、病気のブログも違います。日本の場合は、互いに励まし合うというのが第1目的になっていますが、欧米のブログでは、治療方針(薬の種類など)を自分で決めるための専門的知識の情報交換が中心となっています。当然のことながら、「主治医は〇〇というのだけれど、本当だろうか?とか、近くのCLLの専門医は誰がいいか」、とかいったことが議論になります。ですから、CLLに限ったことですが、血液内科医よりはるかに詳しい知識をもっているCLL患者もたくさんいて、あれこれアドバイスしています。このため、日本のCLL治療の現場でたまに起きる治療薬の選択等でのあり得ないようなミスは防げるいう利点はあります。

 多岐にわたる疾患をフォローしないといけない医師に、ミスをするなというのは無理な注文でしょう。医師のミスをフォローできるのは患者やその家族だけです。医師に丸投げしない患者の姿勢こそがミスを防ぎます。いずれは、日本も欧米のように変わってはいくでしょうが。