仕事柄ネットのニュースはあちこちよく読むようにしておりますが最近はそれでも自分は情報に疎いと感じるようになりました。世の中の流れが自分の知識・常識を遙かに超えてしまっているからです。かつては確かにそこにあったはずのものがいつの間にかもうどこにも無いということがよくあります。ウクライナ戦争を追っていても、世界中のあちこちの国におねだりを繰り返してドッジボールみたいに辛うじて超大国ロシアから逃げ回っているだけの国だったはずのウクライナが最近はロシアを追い込んでいてその勝敗の行方さえ分からなくなっているとか、これまで傍観を決め込んでいたスウェーデンが実はNATO有数の軍事大国でここがウクライナに加担するとゲームチェンジャーになり得るかも知れないとか、知らなかったことばかりです。ドローン技術で最先端にしゃしゃり出たウクライナですがロシア・イラン・中国なども決して大きく後塵を拝する状態ではなくまだまだ戦争の帰趨は見通せないみたいですしね...。どうも日本に飛んでくる情報は西側寄りの希望的予測が多いようで冷静に見極めないと本質を見誤ってしまいます。大艦巨砲主義で大きな戦艦を作って高性能爆撃機や戦車を量産して一気に敵を叩くのが戦争だと考えがちですが、今の戦争ってAIを搭載した片手に乗るようなドローンで開いた窓からピンポイントで爆弾を投下して敵の中枢を叩くのだから昔のイメージとはまるで違います。一日中ずっと部屋に閉じこもってゲームに明け暮れているような若い「ゲーマー」が一室に集まってそれぞれディスプレイを食い入るように見つめて任天堂製かと思うようなコントローラーでドローンを操作し、何千キロも離れた敵の製油所まで飛んで行きそれを爆破するなどという世界は我々ジジババには想像すらできなかったことです。「いつまでもゲームばっかりやって、少しは勉強しなさいよ!」と子供を叱りつけていたはずが、そういう子供は今や下手な有名大学を出た連中より引く手あまたなのだそうです。ロシアなどではろくに教育もされず前線に投入される新兵(主に犯罪者や地方の貧しい若者、傭兵など)は平均数十分以内で殺されてしまうと言われているのにドローン部隊への入隊希望が殺到しているのも大好きなゲーム感覚でほとんど自身の身の危険を感じることなく戦争に参加できるのですからそれでお国のために貢献できるならこんな有り難い仕事はないと考えるからなのかも知れません。学校の数学や英語で抜きん出た成績を上げる秀才よりも一日中ゲームに没頭してきたゲーマーの方が戦争では役に立つというのは受験社会の皮肉みたいな気も致します。何が正解で何が間違っているのか一寸先が全く読めなくなりました。いくら高性能兵器を揃えて軍備を増強しても日々戦い方が変わっておりますので、実際に世界で戦争を繰り広げている当事国のロシアやウクライナ、イランやアメリカ、それに北朝鮮などには決して敵わないと言うことなのでしょうか...。狂った指導者が世界をねじ曲げる自己中の時代に小国日本はどこまで生き延びることができるのでしょう。