あまり最近そこからコーヒー豆を仕入れていないせいかやたらサンプルが届きます。コスタリカやケニアなどをいただくのですが入荷したての商品ばかりなのでサンプルに回せる量が限られており、お持ちいただくのはどれもカップ2杯分弱の焙煎豆でウチのようにサイホンで淹れているお店には少なすぎてドリップを引っ張り出さないと飲めないレベルです。しかも商社のサンプルロースターで焙煎したものなので焙煎度合いが浅すぎてお店には不向きなものとなっており正直なところあまりいただく意味が無いのです。昨日も毎年幕張で開催されるコーヒー博覧会の準備で駆け回っていると言いつつお店に立ち寄っていただき「10分くらいで帰らないと帰社時間が間に合わないと仰います。ならばそこまでしなくともウチなんかスルーしてくれればいいのにと思ってしまいます。会社では若手で積極的な営業マンとして評価されている方なのでこういうことでお店としての「借り」を作ってしまうとまた何か買わなくてはという気になりますもんねえ。それにいつも「その後お身体の方は大丈夫でしたか?」とひと声かけていただきますし、気配りのできる方なので評価はさせていただいておりますが...。まあそのうちどれかいただくとしましょうか。

 最近よく話題になるコーヒーの2050年問題もあって我々が買える珈琲豆はどんどん幅が狭まっております。ずっと長年定番として取り扱って来た商品が10数年前と比べるとどれも3~5倍ほどの価格になっている感じです。「昔1袋600円で売ってた豆が2,000円超えか...」と販売側からしても腰が引けてしまいます。試飲してみても実質は何も変わっていない...、ただお値段だけが何倍かに跳ね上がっております。確かに高くなりました...、でもまだ買えるだけは有り難いということなんでしょうね。2050年までに少ないパイを皆で取り合うワケなので高くなることは寧ろ当たり前で、その後は特にイラン情勢の帰趨次第ではコーヒー豆そのものがもう日本を避けて通るようになるのかもです。昨日からパナマのボケテ・バホモノをいただいておりますがあれってかなり高コスパだと思いますよ。何しろ名前が日本人には強烈で年寄りが化けて出て来たみたいな印象ですが新興農園で知名度が低いだけでとてもこの値段で買えるコーヒーじゃないとワタシは評価しております。こういう類いの豆を選んでいただいていれば何とか2050年問題も乗り越えられるのではないかとさえ感じます。2050年だなんてもうワタシはこの世におりませんし、レアで希少な美味しいコーヒーをたらふくいただいて、さっさとひとり逃げ切るというのが我が輩のコーヒー人生でありましょう。それが何か?