毎朝起きてPCの電源を入れると100通前後の迷惑メールが届いております。自分とは全く関係ないはずの東京電力に水道局、契約した覚えの無い各種カード会社、Amazon、楽天、AEONなどの支払い確認、そして宅配不在配達連絡とまあようやるわと驚くほど多岐にわたります。それをいちいち確認して削除するという作業...、正直疲れましたね。何をするにも会員登録を求められ、そのデータを横流しする輩がいて、そうして手に入れた情報を中国などでアルバイト感覚の学生が無作為にばら撒いてるからこうなることは至極当たり前のお話であります。初めのうちは迷惑メール設定をしてゴミ箱直行にしておりましたが考えてみれば昨今はパソコンを使ってメールアドレスは自動的に手当たり次第1文字ずつ変えて無数に作成できますので、たとえ個人情報が洩れていなくてもいくらも送りつけ可能だし迷惑メール設定自体が無意味なのです。メールの送受信はタダだとみんな喜んで使っておりますがこれってちっとも有り難くないですよねえ。いっそたとえ少額でも有料化しちゃえばこのスパムの嵐は一気に沈静化するはずで、タダほど怖いものはないという好例だとワタシは思っております。そうでなくともAIの飛躍的性能アップでこれまで大きな壁になっていた日本語と言う防波堤がいきなり取っ払われてしまいましたから、最早AI後進国日本は世界のハッカーたちの美味しすぎるマーケットでしかありません。その上にマイナカードで紐付けされた国民の個人情報までどうぞお持ち下さいと言わんばかりにさらけ出そうとしているのですから今の政府は無能を通り越しているようです。世の中便利になったと喜んでいる一方でその便利さの代償をやがて人類は支払う運命にあるのですけど...。やりたいことをAIが人に替わって即座にやってくれますが、これを行う裏で高速演算できるAIは莫大な電力エネルギーを消費するのだそうで、これには原子力発電を抜きでは考えられないらしいですから、今後も地球上に無数の原発ができてどこかで人類を滅ぼすのではないかと危惧致します。確かにネットを介して何もかもが便利になりましたが若い頃のワタシみたいに何でも新しいものに飛びつく(当時の流行言葉で言う)ミーハーな人間でないと一瞬にして浦島太郎になってしまう危なっかしい便利さの中に生きているのだということを忘れてはならない気がします。何十年もお店と自宅の往復しかせずにいるとちょっとどこかに出掛けたくてもかつてあったはずのみどりの窓口も大幅に無くなって電車の切符も買えないですし、スーパーのレジだってセルフばかりで食料や日用品すら買うのにひと苦労しますもんねえ。どこが便利やねんとジジババは怒っております。Lineなんて要らないから手紙のやり取りを復活させて下さいな...。便利になったという割に人間関係は逆に希薄になって、スパムの嵐に埋もれて毎日ゴミ屋敷掃除みたいなことをさせられて、そのうちIT音痴の日本人はその海に流され沈んで行くんでしょうね。あたしゃ疲れましたよ。