先日お話をしました音信不通の友人が確保されました。ワタシからの連絡を受けて都内(正確には都下)の友人が何度か架電を繰り返した結果連絡がついたそうです。「えっ、そうだったの?何もないんだけど面倒臭いから最近あまり電話にも出ないんだ」としらばっくれていたとか...。まあ無事ならそれでいいけどということで一件落着のはずでしたが、それがどうもあらぬ方向に動き出してしまった感じではたまた周りが頭を悩ます事態になっております。「そうだったのか、迷惑かけちまったなあ。もう少し落ち着いたらお詫びの意味も兼ねてみんなの所へ邪魔するよ」と言い出したのであります。だいぶ前に東名をぶっ飛ばして会いに行くと言われて必死で引き留めたのに、またぞろその「病気」がぶり返したみたいです。東京くらいまでならまだ許せるけれど三重はイカンでしょ、三重は...。だって元同級生とは言え、彼の場合は3~4歳も年上ですから免許返納も視野に入るお年頃ですよ、普段近所くらいは車で移動しているとしても恐らくもう十数年は遠出なんかしてないだろうし、それでいきなり東名を激走するなんて無謀でしかありませんって...。若い頃に免許取得後さほど日時が経過していないにも拘わらず、いきなり「俺ちょっと東京へ出稼ぎに行ってくるわ」と言い出して実際にタクシー運転手をやり出した経緯があるので、元来無謀な人なんですけど言い出したら聞かないですから。「お前都内の地理、分かるの?」と言いましたら「大凡の方角が分かっていれば後は目的地付近の地理なんて客の方が確かだから大丈夫さ」と宣う始末...。タクシー会社で2種免許を取らせてもらって無事仕事に就けたと連絡があったので、暫くして状況確認の電話を入れましたら「2度ほど事故っちゃってさあ、皇居前でタクシーがひっくり返っちゃったよ」と平然と答えておりましたっけ。まだあの時は30代だったから結果オーライでしたけどもうダブルスコアになっちゃったのにまだやるか...と半分呆れております。気持ちは分かる...でもアカンでしょそれは。ご本人には悪いけど周囲の目には無事行って返って来れる可能性の方が低いですもん。昭和のこの世代は何かの歌にもありましたが「そのうち何とかなるだろう...」と恐ろしく楽天的な部分があるんですよね。だいたい面倒くさがって電話にも出ない人間が今更東名を400kmも走りますか?「そっちの地理はよく知ってるから」とも申しておりましたけど地元の人間でも戸惑うほど道路網だって整備されております。やっと見つかったと思ったらまた皆に連絡取って計画放棄の説得をしなくちゃいけないのでしょうか。人間の性格っていくつになっても治らないものなのですねえ。