寸劇を会計記録に変換します。和菓子屋物語7(買掛金の支払い) | おもしろ簿記「ジュニア会計教室」で学ぶ 自分のお金 会社のお金 国のお金 。 小中学生から簿記検定に挑戦して経済に強くなる!

おもしろ簿記「ジュニア会計教室」で学ぶ 自分のお金 会社のお金 国のお金 。 小中学生から簿記検定に挑戦して経済に強くなる!

お金の流れに名前をつけて整理するのが簿記。
お金の学びを何から始めようか迷っているなら簿記がオススメ!

パズル感覚で技術を覚えて、検定試験に合格する人が続々と生まれています
2時間授業6回で簿記初級、その後、同7回で簿記3級を目指します。

次に和菓子屋物語の場面、「買掛金の支払い」を記録していきます。
 
 
和菓子屋物語7より〜「買掛金の支払い」
 
 

翌月になり、経営者の元には、後払いで仕入れた分(買掛金)の請求書が届きました。

 

経営者:先月分はこれだけ後払いで仕入れたのか。期限が来る前に早めに支払おう。

 

経営者は銀行に行って、仕入先に代金を振り込みました。

そして、請求書は記録のために必要なので、大切に引き出しに入れました。

 

 

会計記録はどうなる?

 

経営者は、仕入先に対して「買掛金の支払い」という取引をしました。

仕訳は次のようになります。

(金額は100万円とします)

 

 

 

~仕訳の説明~

お金の動きに関する取引データは、すべて「仕訳」と呼ばれる形で記録します。

 

仕訳は、最終的に、次の二つの決算書にまとめますので、

このゴールに向かって、仕訳を積み重ねていきます。↓

 

  

 
上の資産、負債、純資産、収益、費用は、決算書の5要素と呼ばれ、基本ポジションが左右のどちらかに決まっています。

このようにゴールが2列ですので、仕訳も左右2列で作ります。


左右の並べ方のルールを理解する

 

買掛金、現金といった科目は、その性質によって決算書の5要素のグループに分かれ、右か左に基本ポジションが決まっています。


そして、金額の増減を記録する際、左右の位置を利用します。

 

左右の並べ方のルール

金額が増加する場合は、ポジション通りに。減少するなら逆側に配置する。】

 

では、買掛金の支払いはどのような取引内容でしょうか?


取引の性質を考える


「買掛金の支払い」という1つの取引には、次の2つの側面があります。

 
①「買掛金が減った。」
②「現金が減った。」
 
買掛金は負債、現金は資産ですので、
「買掛金の支払い」は、負債と資産、両方の減少です。
 
これを仕訳で表します。
 
「買掛金」と「現金」、ともに減少するので、それぞれ逆ポジションに配置します。
 
左に買掛金、右に現金です。
 
これで、「買掛金の支払い」という取引が記録出来ました。
 
つづく