母と同居していたのですから、私がしっかりして病院の様子がおかしい事に、もっと早く気付くべきでした。もし別居だったら母は脳卒中等で倒れ、突然死した可能性もあります。そしてそれは病院が普通に面倒みてくれたら防げた事に、ずっと気付かないままだったと思います。一人暮らしの高齢者には時々あるケースで、ただ亡くなった本人も含め、誰も気付かないだけの事なのかも・・・。

 

うちが病院と相性が悪くなり始めたのは10年以上前のような気がしますが、記録を見ると数年前から徐々にその傾向が強まったようです。

 

もともと母は整形外科で半年に1度血液検査をしていましたが、検診センターから「腎臓と貧血で異常値が出たので、病院に行くように。」と通知が届きました。それで内科で血液検査をするようになり、保険組合から「同じ検査を2つの病院ですることはない。」と指導されたそうで、整形外科での検査は打ち切られました。

 

ところが、検査項目を見ると整形外科より内科の項目は、12項目少なくなっていました。つまり同等の検査に移行した訳ではなかったのです。それに内科では尿検査もしていたのですが、いつも口頭で「異常なし。」と伝えられただけで、尿の検査項目は空欄でした。明細には「尿一般」も載っていたので、「少しおかしい。」とは思っていました。最近私が尿試験紙で調べると陽性の項目がありましたが、当時は異常なかったと思います。

 

 

 

 

 

「個人情報を言い当てる医師・聞きだす医師②追記あり」の診察で

上の検査結果を聞いたと思います。

 

内科の血液検査でも異常値は出たのですが、「透析が必要になったら、紹介状を書きます。」と言われ、何の薬も処方されませんでした。私は「透析にならないよう、出来る事はあるはず。」と思いましたが、当時は「年齢の割に正常なのか。」と受け止めていました。

 

はっきりおかしいと気付いたのは、今年4月に体調が益々悪化し、家で血圧を測ると170を超えていて、慌てて母に付き添いその内科に行った時の事です。内科では192の高血圧で私が「時々ろれつが回っていなかったし、体調不良が始まった数ヶ月前からこの血圧だったのかもしれないので、脳卒中が心配なのですが。」と質問すると医師は、「この血圧が数年続けば薬を処方するが、ずっと120前後の低血圧だったので、耳鼻科の薬で様子を見れば良い。今は脳卒中の傾向はない。」と何の薬も処方されず、検査の話もありませんでした。

 

 

 

 

 

 

この診察の音声は、再公開でご確認下さい。

 

初めに作った動画。

 

 

 

 

ネットで調べると、すぐ治療が必要なはずでした。低血圧だった母が高血圧になったという事は、異変があったはずで精密検査も必要ではと思いますが、普通の血液検査も整形外科で2月に空欄だらけの検査結果を渡されのが最後です。その後、内科、耳鼻科、眼科、整形外科に行きましたが、一度も血液検査はせず、血圧も内科で測っただけです。

 

市民税非課税世帯なので医療費を節約させたいのか、とも思いますが、今なら薬その他の処置で普通に暮らせます。倒れて寝たきりになると、膨大な医療費や介護代が掛かるので矛盾するし理由が分かりません。市の財政が苦しいので目の前の検査代等を削り、長い目で見る余裕はないのか・・・。

 

この内科はいつも混んでいて地域で信頼されているのかと思いましたが、近所の主婦によると「何でも屋さん」で特に血圧に詳しそうでもなく、「昼休みも往診に出かけ食事を取る時間もないのでは。」との事でした。確かに忙しすぎて一人ひとりじっくり考えている様子は、なさそうでした。

 

母も普段笑顔で接して下さる医師達が少し不親切だったと気付いているようで、「早く良い内科を探して。」と言われます。母の希望は「実績ある複数の医師が常勤し、そこそこの設備があり、家から近い事。」です。私はそれ以前に患者を助けようとする意思が大事なように思います。前々回のブログで書いた、私のピロリ菌を除菌して下さった病院が無難と思いますが、無断で通院を止めてしまったので行かれません。でも時々いる誠実で優秀な医師に、これまで何度も救われてきたのも事実なので、良い病院があると信じたいです。