前回は黒歴史序章編でした
今回はもっとディープです
ダーリンと出会って、まさに“ナースのお仕事”の世界でした研修医の高杉に、朝倉・・・。完全に自分達の世界でしたね
ところが・・・。黒歴史に続く影は忍び寄ってきていました。
ある日、患者さんの中に、何の因果か、ダーリンのおばあちゃんの親友という方が入院して来ました。
当時、交際していることは隠していたので、その方は相手が私とは知らずに、話し始めました。
「りっちゃん(おばあちゃん)がね、せーくん(ダーリン)にお付き合いしている人ができて、紹介されたらしいのだけど・・・。こんなに一生懸命育ててきたのに、その相手が看護師さんなの!一生懸命育てたのに、ガッカリだった。って言ってたわ~。あ、もちろんここの人はみんな、あなたみたいに優しくて良い人ばかりだけどね」
・・・、・・・ええそれってワタシだけど
まぁ、振り絞って残っていた理性を使って、そうなんですね~と言ってみましたけどね。
後に、ダーリンがキチンと、看護師という職業のプロフェッショナルな面や、私の人柄については弁明してくれましたけどね・・・。
それから、お付き合いが進み、ダーリンのお義母さまにご挨拶に伺うことに。
行ってみると、外出中なようでお留守。暫く家で待つことに。当時ダーリンの実家で飼っていた犬が、私のところにシッポを振りながら近づいてきたので、よしよししてあげました
すると、ダーリンが、「え、めずらしい。いつも吠えるのに、人柄が伝わるのかなぁ。」なんて言っていました。
そして、お義母さまが帰ってきて、ダーリンが、私を紹介すると・・・。
「なんでこんなどこの馬の骨とも分からない人を連れてきたの?」
は?はぁ?・・・・・・
もうね、ガンダムのアムロのセリフが浮かびましたよ、「親父にもぶたれた事ないのに?」っていうの。私の場合は、「今まで生きてきて、誰にも言われたことね~よ。」ですけどね
それに対して、ダーリン、何て言ったと思います
「でもね、お母さん。エス(犬の名前)が、吠えなかったんだよ。凄くない?今まで連れてきた彼女で吠えられたこと無い人いないのに。だから、彼女は良い人なんだよ。」
って、今度は犬かいっ
もう、どうでも良くなってましたね。私は犬と一緒。私は馬の骨じゃないけど犬と一緒・・・。犬、犬、犬・・・
この頃の気持ちはフリーズ。返す言葉もなくこのやり取りを眺めてました。すると、今度は、
「あら?なんだかタバコ臭いわ。○○、まさかあなた吸う訳ないし・・・。」
ギロッ。 お義母さまの目が私に。
えまた私まさか私
そう、ダーリンのお義父さまは心臓を患って長い間闘病されていたので、喫煙は悪影響と言われていました。だから、お義母さまは、タバコを嫌っていました。
するとダーリンは
「僕は吸っていないけど、彼女が吸うんだ。」
「あなた、タバコ吸う女は大っ嫌いって言っていたわよね?」
「・・・・・・。」
馬、犬の後のタバコ・・・。三段落ちかよっ もう、立ち直れません
だって、ダーリンも吸っていたから。
その後の展開はご想像にお任せします
暫くして、フリーズ状態が解けて戻った感情。
その時は、ダーリンに対しては、私を売ったね?で、義母に対してはあんの、クソババア!絶対許さん!!いつかギャフンと言わせてやる!!って怒り炸裂しましたね
という訳で、この最強キャラとの仁義なき戦いが幕を開けたのです・・・