遠く遠く離れた地でもずっとアイツのことが頭を離れなかった

ガマン出来ずに電話した

なんでだろう

アイツの声を聞くだけであたしは幸せそうな笑顔

「花火を見に行ったんだ。男ばっかで。

 すっごいキレイで来年は彼女と来たいと思った」

あたしも花火をみたよ

アイツと見たいと思ったの

電話ごしにあたしはアイツへの誕生日プレゼントに

悩む

どうしようどうしようって言ってるあたしに

アイツは

「悩みすぎだよ」って笑った

だって喜んでもらいたいもん

だって笑ってもらいたいもん

ねぇ早く会いたくて仕方ない

離れれば離れる程

アイツの存在に縛られるように心は離れられない

後ろから突然アイツにイタズラするあたしの心臓はいちいち

ドクンって大きく痛いくらいに動く


それに気づかないフリして笑ってるあたし

しょうがないなっていうようなアイツの返し



顔色伺うのやめてただ無邪気に

アイツにかまったら

次の日は朝からアイツのメール

会うまでずっとすぐに返ってくるアイツのメール


視線があうアイツとアタシはお互い違うところで

違う人達と会話してる



もうすぐ夏休みがくるよ

会えなくなるね

寂しいよ



今まで一週間以上顔を見なかった日はなかったから


寂しくて不安になってしまうんだ

アイツと話すようになって


メールや電話をするようになって


数えてみるとまだ3ヶ月ほど。



もう半年くらいたった気がしいていたのに



最初の方のメールを見ると切なくて仕方がないよ


すぐに寂しがるアタシをカワイイ奴だって言った


あの頃の電話を思い出すと切ないよ


アタシが眠くなるまで電話は切らないよって眠そうな声で言った



いつからだろう


どんなキッカケからだろう



毎日やりとりしなくなったのは



アタシは自分の気持ちに気がついてしまったのに


思い出だけがイタイ。



だから忘れようって


今ならまだ間に合う、数ヶ月前の二人に戻ろうって



そう思うとアイツはそれにストップをかけるかのように


いつもそんなタイミングで


アタシの心を揺らす



どうしたらいいの


前みたいに素直に甘えていいのかな


前みたいに笑ってくれるのかな



たった3ヶ月のことなのに


時間を戻してほしいってこれほど思ったことは

ないかもしれない



アイツからのリングだけが毎日アタシの指で光ってる