隔週で図書館に行く


ミステリーや純文学や哲学は苦手

読みやすくて読後感の良いものを

選んでしまう



最近気に入って良く読んでいる作家さん

堀川アサコさん

原田ひ香さん

原田マハさん

近藤史恵さん

浜口倫太郎さん


中でも1964年生まれの堀川アサコさん

の本はファンタジーや妖のお話から

最近ではアラカンが気になるような

あるあるの本もありどれも楽しく読んでいる












最近読んだのは定年就活

働きものがゆく


ざっくりこんな話

主人公は60歳。継続雇用を受け入れるつもり

だったが勢いで会社を定年退職してしまう

働くのが大好きですぐにでも次の仕事が

見つかると思い就活を始めるがハラスメントな

会社ばかりで決まらない。そこへ突然娘夫婦の

養女が転がり込んでくる。

就活と孫の出現で生活は一変する。

定年退職後仕事や生きがいはどうやって探すか

そして定年就活はどうなるのか



私は早期退職してもうすぐ60を迎える

この歳になり思うのは60歳ってまだ若い

昔は60歳なんて人生終わったぐらいに

思っていたけど全然普通

そりゃ老化の影響はある若い時とは比べ

ものにならない

それでも仕事ができないほどではないし

経験でカバーできる事だってある


主人公は仕事ができる女

定年就活なんて楽勝と思っていたけど

いざやってみると雇ってくれるのは

かなり難ありの会社や非正規ばかり


そして家に居たら退屈で変化はないけど

慣れていく


めちゃくちゃわかる爆笑


リアルに年齢が近いからだろうけど

ファンタジーや妖の本とは全然ちがう

面白さに読み進めてしまう



そしてアラカン辺りは家族関係も

動きがありがち

子どもも中年と呼ばれる年になり偉そうに

親に説教などする


親子の関係家族の関係は多かれ少なかれ

何かしらの問題を抱えている人が多い


主人公もしかり

それでも男まさりで竹を割ったような性格

クヨクヨなんてしないで体当たり


最後はちゃんと正社員で就職するけど

そこに至るまでの話も面白い



読みやすいし読み応えもある



私は早期退職したから正規退職年齢の

60歳までは仕事をしないと思っている



願わくば一生仕事はしたくない



何故なら主人公と違って仕事をしようという

気持ちがない

働き者ではない私



家に居るのが好きでスーパーに行くだけの

生活でも十分満足だ



そりゃお金は欲しいけど

もう辛抱しながらだと続ける自信がない



堀川さんは定年のない作家さん

これからも沢山の本を書き私のような

読者がワクワクして読む



本を読んでいると堀川さんは活字と言うか

文字が好きなんだろうなと思う

文字を使って文章になり最終的に物語になる

大変さもあるだろうけど本を書くのが好き

なんだろうと思う



私も本を書いてみようなんて大それた事は

思わない


堀川作品が出るのを楽しみにして

図書館で今まで手にとらなかった本に

挑戦する事ぐらい


平凡だけどちょっとした楽しみではある