2023.1.20午後

父は亡くなった92歳と10か月


昨日面会した時に最後が近いのは

わかっていた

呼吸状態も悪く今日明日かもと

思っていた


今日13時過ぎ主治医から電話があった

心拍が0になる時がありますという


コロナ禍の病院

来てくださいとは言わない


面会に行ってもいいか聞くと

大丈夫だと言われた


車で15分

病室に入ると既に無呼吸の時間が長く

なっているけどまだ息はある


来たよと言った事

父はわかったように思う


父にこう言った


お母ちゃん所にいくんなら

私がおる間に行きよ

ちゃんとみとってあげる


なんか脅しっぽい


コロナ禍ゆえ

いつ臨終の時が来るかわからないから

いつまでもそばにいる事は出来ない


ナースステーションでは父のモニターの

警告音が鳴り続いている


最後に深く呼吸をするというのは本当だ

呼吸停止してしばらくは心臓が震える

ように動く

そして止まる


亡くなった


ちゃんと私がいる間に旅立った


肉親を亡く事を不安に思っていた



目の前で辛そうな様子をみると

よく頑張ったもういいという気持ちになる



反省がある

点滴をもっと早く止めて欲しいと

言えばよかった


昨日でも手足が随分浮腫んでいた

今日は昨日の倍ぐらいの太さになっていた


行き場のない水分で父の身体は水浸しだ


それでも主治医によると家族の希望として

聞くけど病院内では医師が総合的に判断して

同意しない時もあると言う


私の申し出を聞いたあと

主治医も僕も同じ意見ですと言った

もっと早く言えばよかった



母の最後は激しい吐気があった

辛そうだったけど施設にいたので

点滴は受けておらず枯れ木のように細く

干からび体になっていたが綺麗だった



父の死因は老衰

治療期間4か月

老衰なのにブヨブヨ



点滴も呼吸器や心臓マッサージと同じく

延命治療



夫の時も自分の時も点滴は早めに絞って

もらおうと思った