7月下旬から始まった監査委員による決算審査は

8月9日の監査報告会で終了となりました。

 

監査委員になってぐるっと一年夢中で取組んできましたが

昨年度は、勝手がわからない中

しかも経験がない自分がどこまでどんな点を見て行けばよいかという

超手探り状態で進めてきました。

何度か触れてきましたが、村選出で代表監査委員を務めておられるN監査委員のお陰と、

要所要所で行政目線のアドバイスをくれる優秀な事務局長のご尽力の上に成り立ってきたことは間違いない。

 

昨年度の決算監査報告書を読んでみて、

穴があったら入りたい気持ちになりました。

こんな幼稚な監査意見に、行政のみなさんもお付き合いくださって

本当にお恥ずかしい限り。

もっと別の書き方あっただろうに…と過去の自分に突っ込みを入れたくなりました。

 

だからと言って、今年の監査意見をどんどん書いて進めていけるかと言えば、それも遅々として進まず。

頭の中ではぼんやりとイメージできていても

実行に移せない無能なわたし。

だがしかし、ちゃんとリードしてくださる信頼できる代表監査委員は見捨てない。

 

昨年と違った切り口で監査をしよう!という代表の思いがあったので

がらりと変えることができるか?に挑戦してみようという気持ちもあり、頑張りました。

 

いろんな試行錯誤があって報告書が出来上がって行きましたが

「確認していないことを文章にしない」ここは守って取組んでいます。

あたりまえのことですが、とても難しいと感じています。

 

あらゆる視点から見て、聞いて、確認しておかなければ報告書は書けません。

聞き逃したことがあると、全体として根拠に欠ける意見になってしまうから、無責任な文章となる。

とても怖いことです。

 

だから結構、課別聴取の時間帯は全集中で

できるだけ聞き逃さないこと。恥ずかしくても、わからなかったことはもう一度確認すること

モヤモヤしたままその聴取を終えないこと。

 

とても初歩的な作業ではありますが、監査においてはとても重要です。

それができていないと、意見は完成しません。

自分の推量で仕上げるわけにはいかないので。

自分たちの目で見て、耳で確認して、比較して、検討して

結果を判断したものが、この度の監査報告書となりました。

 

報告会はとっくに終わっていたのですが、

先日事務局から議案の配布があり、監査意見を改めて読み直したときに

あー今回は頑張れたな。とちょっと感慨に浸りました。

 

村民向けに監査報告書は公開されていません。

定例会後の公報あさひに要約文が載ります。

またこのようやく作業が大変なんですよ。

言いたいことをかなり絞って監査意見を作成したのに、さらにいろいろを省略しなければいけない。

本当は全体を見ていただきたいという気持ちもあります。

自治体によっては公開しているところもあるようです。

そういったところも、今後話し合っていきながらいい方向へ変えていけるといいなと思います。