社会文教委員会では、かなり頻繁に教育委員会との懇談会を開いているように感じます。
委員会名の通りですので、しょーがない。
今回は、中間教室と、子ども議会についてを主なテーマとして懇談しました。
中間教室は、長期にわたり、小学校や中学校に行けない児童・生徒に適切な指導ができるようにした教室です。
「中間教室」という呼び方は、長野県だけの呼称だそうです。(知らなかった…)
全国的には、「教育支援センター」というそうで、県内でも名称を統一していくそうです。
40市町村の中に64の教室があります。
地元朝日村には
小学校はサポートルームかたくりという校内支援センターがあり
中学校はホットルーム、のびのびルームという二つの教室でまずは登校することから始める場と、
学習がうまくいかない生徒たちへの自習教室の場があります。
時代とともに、一人一人の子供に合わせ、学習ができるように支援の対応が変わってきました。
学校に行くことからまず始めるというのが今までのやり方でしたが、
不登校と言っても一律ではなく、多様な学びの場は教室だけではないということで
様々な場の提供ができるよう、支援員も一人一人の様相にあわせて対応しているということです。
本来は学校の範疇でやるのですが、保育園も網羅するのが朝日スタイル。
子供たちの様子をできるだけ細かく把握し、早いうちから対応ができるような工夫がされているようです。
教育支援センターだけで60分、みっちり懇談をしました。
「多様性」という言葉が社会現象のように様々な場面で使われていて
教育現場でもこの言葉のためにできていたことに逆に制限がかかったり、
把握できそうなことがするりと抜け出て行ってしまうことがあるようです。
「多様性」を謳うために最終的にはがんじがらめになって動けなくなるか、
もしくは何も問題がつかめなくなるか…
多様性=自由を「わがまま」とはき違えるケースも出てくるかもしれないという危惧も感じました。
現状は、支援センターを利用している割合が増えているかと言えば、
平成30年以降、一気に全体の3%台に増えてからはこの水準で推移しているようです。
学びの場の提供も様々になり、
別の支援センターや、民間のフリースクールなどの利用もあり、
選択肢の幅も広がってきています。
中学までは、継続的に情報が共有できる仕組みもできているということですが、
家庭で、こうした悩みを抱えたとき、どうするのが良いか??と聞くと、
とにかくまずは相談を。
ということでした。
教育委員会だけでなく、村内には適応指導員もいます。
相談しやすい所へ、話していくようにしてほしいということです。
中間教室→教育支援センターへの呼称統一
「多様性」という言葉の受け止め方
知らないこともありましたが、言葉の浸透のために
より柔軟な対応が、現場では求められていて、これが意外と負担になっているのでは?
と私は感じました。