私たちのこの道の行先を、
精霊は網を張って、待ち構えています。
この先にあるものは、
なるようになるものはなりますが、
ならないものは、決してなることができません。
そこにはキッパリとした決別、
自分の中の区切り、
何事にもすり替えることのできない、
確固たる現実として、
その道は示されます。
精霊は余計な空白を消し、
そこに至る一本道をつくります。
そこには、なるようにしかならないものしかありません。
ならないものはすでにならないようにしかなりません。
人間は、誰かの決めた道をいくことを嫌うでしょう。
自分の道のりは自分で作りたいと、願うでしょう。
どんな奇跡でも、シンクロでも、
まずは自分が望んだとして、その始まりを支配したいでしょう。
神に作られた道筋など、生きるに値しないと、
思うことでしょう。
そうして、世界のことわりを壊し続けた結果が、
今の現実の世の中であります。
誰かが作った道筋は、生きるに値するものであることもあります。
そしてそれが、万物を知る人間よりも遥かに世界と調和している存在が
作った道筋ならば、そこで生きる価値が絶対的に生まれます。
私たちは自分たちの拙さを棚に上げ、自由を歌った傲慢なカナリアでした。
その愚かさを胸に刻んだものだけが、
素直に、世界のことわりの中にスムーズに入ることができます。
広げられていた人間への猶予の余白は、
どんどん削られていっています。
精霊は調整のためのメモリを、どんどんと狭め、
細かくその精密さを増していきます。
なるところはなるしかありません。
そして、ならないものはならないままあるでしょう。
私たちはびっちりと、
彼らの手中にあるのです。
mie.
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・あたらしい世界の始まり。
日本の波動落ちから、能力の喪失、
元の人間に戻るためのプロセス。
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