33に生まれるヒナは、
2羽、となります。
この2羽は、一つの卵から孵った、
天の1羽と地の1羽となり、
それぞれがそれぞれの、
天の色彩と、地の色彩の、羽色を持ちます。
私たちはここで、
日本の国の色彩として、その存在の確定がなされます。
そして人間はここから、魂の解体が始まります。
。。。
今まで人間は、永遠の命を求め、
あらゆる儀式の重ねがけをし、
本来の姿を歪めつづけてきました。
魂は、そのゆがみの最大のひとつであります。
本来、私たちは世界の意識と世界の物質の一部であります。
世界の意識から分与された意識の一片と、
世界の物質から分与された意識がのる肉体で構成され、
そしてそれは、天の意識と地の物質が混じり合うことで生まれる、
多くの色彩の渦の中にある、人間というものとしてなります。
人間として生まれ出る時、
意識の色彩はごくごく単純なものとして生まれ出ます。
そして肉体となじみ多くのものとことを経験していく中で、
人間という中で意識と物質が関わり合うことで、
その色彩は混ざり合い多様な色を生み出し続けます。
この人間は本来、一代限りの意識と肉体であります。
豊かな色彩となった意識は肉体が死に至ることで、
多くの色をはらんだまま世界の意識に溶け戻り、
そして肉体も再び世界の物質に溶け戻ることとなります。
これを永遠の命としたいがために、
世界の意識に戻さないように閉じ込めたのが死後の世界であり、
そして生を繰り返すための魂が作られました。
始まりの生で作られた多彩な意識は、
死と同時に包帯に巻かれ殻が作られ、
その色彩はその奥に閉じ込められます。
まっさらな意識に擬態した魂は、死後の世界に閉じ込められ、
世界の物質が用意していた新しい肉体を、
世界の意識が乗る前に乗っ取り、新たな生を受けます。
この2回目の生の時、魂にはすでに、色がありません。
始まりの色は閉じ込められ外に出ることはなく、
魂はまっさらに擬態するために、全てがリセットの白となっています。
基本となる色彩を失ったことで、
人間はある意味、
どれもがおなじようなものとしてあるようになってしまいます。
そして、簡単に別のものに染まるようにもなってしまいます。
2回目からの、色を失った人間は本来の色彩の生き方を忘れ、
翻弄のままの人生を送り、
そしてそれを、えんえんと繰り返します。
繰り返しが重なると、魂は太り、どんどんと大きく重くなり、
そして滲み出る過去の生の残滓が、今の人生に影響を与えてきます。
本当の自分を取り戻す。
これはすでに魂化してしまった人間にとって、
簡単にできるものではありません。
過去生の残滓の影響を無くすくらいしか、それはできませんでした。
過去の儀式の縛りはとても強くあり、
私たちは輪廻転生に死後の安心感と信頼をすでに得ています。
さてここで、力の主軸が人間から天地に移ったことで、
輪廻転生の死後のシステム、意識の魂化の縛りが、
完全になくなりました。
なくなりましたが、それを元に戻すことは動いていません、
魂の解体は人間にとって、とても恐ろしいこととしてあることでしょう。
縛られているものはもうないはずなのに、
包帯はもう簡単に解けるはずなのに、
ほどきたくないと、
人間は魂そのままを維持しようとしています。
私たちは迷子であります。
魂が解体されて、その先がどうなるのか、
まったく見えないことに不安があるからであります。
ここで、33のヒナの顕現となります。
存在をみとめられた色彩が顕現することで、
わたしたちの原初の意識、
幾重にも巻かれた包帯の奥底の色彩が、
同じ色彩に、反応し始めます。
それは存在を認められた色であり、
天地はそこに、存在するための力を与えます。
今まで、原初の意識の色彩は、力を持つことができませんでした。
ずっと奥で眠っていた状態であります。
存在を無かったことにされていたような状態であります。
ですが、そこが力を持ちました。
存在をするための力を持ちました。
その色彩は、人間の原初の意識として、動き始めます。
人間は、包帯をほどきたくないと抵抗したとしても、
そこに人間主導の力はもうありません。
天地がその存在をみとめるものに力を分け与えたなら、
人間は自分の奥底のものの存在が天地によってこじ開けられるだけであります。
33にヒナが顕現することで、
人間の魂の解体が、内側からその力をもってどんどんと進んでいきます。
みずから、包帯をほどこうとしているもの、
もしくはすでに解かれているものは、
いちはやく自分の色彩に存在の力が流れ込み、
確定されたものをいち早く受け取ることができます。
ですが解体を拒むものは、自分の存在を否定していることとなり、
多くの打ち消しの中に自分を陥れてしまうようになります。
存在の確定の力は私たちにとって、
多くの福音をもたらすものとしてありますが、
それがその人にとってどう転ぶかは、
その魂の状態とその人間の執着によって決まることとなります。
今までこれを自分自身として構築していたものは、
自分主導で決めていたものは、
それが魂のものである限り、それは解体されるべきものとして、
存在が打ち消されることとなります。
いつわりのまっさらに慣れている私たちには、
本当の意味での打ち消されることがどういうことかを
まだ多くのものたちがわかっていません。
力を行使し、意味を上書きすることで、
それを無かったこととするようなことしか知りません。
天地に、その存在を否定されるということが、
魂の大部分がそこに含まれており、
天地に、その存在を認められたものが、
今まで知らされなかった奥底の色彩にあるということが、
私たちにとって、どれほどの衝撃となることでありましょうか。
滲み出ていた過去生の残滓ごと、その存在を打ち消され、
今まで構築していた全てのスピリチュアルが、
剥き出しのままはがされることとなります。
そして、なにもなくなり、本当の無となった私たちの中に、
ただの色の揺らぎが、見えてきます。
そしてそれが自分自身の存在として力を吹き込まれ、
神の息吹が、そこに吹き込まれ、
生命の揺らぎとして震え出します。
私たちは、そうして初めてここから、
人間という生命で、始まることとなるのです。
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・あたらしい世界の始まり。
日本の波動落ちから、能力の喪失、
元の人間に戻るためのプロセス。
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