今、天地が力の主軸が移った今、

 

私たち人間のある場は、完璧に、神々の作る箱庭となりました。

 

天地のことわりの中にある箱庭の中に、人間があります。

 

 

 

 

今まで、人間は自由でした。

 

思う通りに遊び、思う通りに生きながらえ、

 

思う通りに、享楽を追求します。

 

 

 

これは、全てがゆるされている赤子のようなものでした。

 

好きに泣き、好きに笑い、思うがままに感情を表に出し、

 

おもちゃを与えられ、飽きたら捨て、飽きたら捨て、

 

他のものを欲しがり、延々とそれらは大人に与えられ、

 

それを壊そうが、誰かから奪おうが、何も言われず、

 

傍若無人なふるまいも、許され愛され、

 

好きなものを好きなように、いくらでも与えられ、

 

我慢することなく全てを振り切って自己を生きるがままが許されていた、

 

赤子でありました。

 

 

 

 

そしてそれが人間であることを最大に発揮された、素晴らしい状態であると、

 

私たちはさらにその高みを目指しました。

 

何をしても許されている、赤子としての高みであります。

 

 

 

 

自分の思いを大切にする、

 

自分自身を神として大切に扱う、

 

本当の自分を見つける、

 

自分のためを追求する。

 

自己の発見、開発、そして望む世界を引き寄せること。

 

 

 

 

この素晴らしいスピリチュアルと自己啓発の中身とその行き先は全て、

 

自分中心の赤子としての高みであります。

 

 

 

 

他を優先することを他を思うことを、

 

自己否定、自己犠牲として赤子の禁忌として封印し、

 

私たちは赤子としての自己優先を、どの生でも全うしようとします。

 

 

環境と自分の関係性を、魂を重ねるごとに否定し続け、

 

赤子は赤子たるものの生を極め高め続けます。

 

 

 

 

 

今まで人間は、とことんな自己実現主義者であり、

 

それが許されていた赤子でしかなく、

 

いかに自分の思う通りに振る舞えるかが、

 

赤子としてのプライド、アイデンティティとしてありました。

 

 

 

 

 

今、箱庭の中に入れられた人間たちは、

 

自分達が大人たちによって、

 

自由にすることがただ許されていただけの存在であったことに、

 

ようやく気づくことができます。

 

 

 

私たちは次の成長の機会が与えられました。

 

赤子は他者との関わり合い、ものごとの分別を教えられ始めます。

 

 

 

今まで見守り自由を与えていた大人は、

 

その一つ一つ、ものごとの仕組みを教えます。

 

そして、物事の道理を教え、

 

ダメなものはダメとその自由を拒否します。

 

 

他と関わることの全てを、

 

自己中でしかなかった赤子に教えるのです。

 

 

 

 

 

 

。。。

 

 

 

 

 

 

 

今、天地の力にひれ伏し、

 

まるで負けたように従うことに不満な人間は多くあることでしょう。

 

赤子としてのプライドやアイディンティティが崩れることに、

 

憎しみを持つものもあることでしょう。

 

 

 

私たちは、自由というものの中に、全ての価値を置いてます。

 

バカのように狂ったように心を自由にさせることが大きな価値として、

 

多くのものの心を縛り付けます。

 

 

 

私たちは、あまりに短絡的で短慮な赤子です。

 

自由であることだけに飛びつく浅慮な赤子です。

 

 

 

 

天地が教えてくれること、

 

自由以外のその次にあるものを、

 

私たちは自分のその次として、受け入れなくてはいけません。

 

 

 

 

自由でないなら、そこで自己を失うことが恐れとしてあることでしょう。

 

それが短慮で短絡的で、浅慮な考え方の証拠であります。

 

赤子の自由がなくなったとしても、私たちの生き方に不都合はありません。

 

自由でなくとも、決して損なうことはなくあり続けることは可能であり、

 

そして関わることで新たに生まれる、喜びがあるからです。

 

 

 

 

私たちは、いつまでも箱庭の赤子ではなく、

 

いやよいやよと張り付いた赤子ゲージから

 

出されることに駄々をこねることでなく、

 

箱庭の子どもとして、

 

自分の成長を天地に預けることをまず始めなければなりません。

 

 

 

私たちには全てを預けるに値するものたちがすでにいます。

 

彼らに自分の成長の全てを預け、

 

私たちはこの次へと、進むこととなります。

 

 

 

 

mie.

 
 
 
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