イリノイ州では27年度新学期から、小3より上の学年(高校卒業まで)の生徒には
メンタル・ヘルス検査を実施するんだとか。
メンタル・ヘルス=心の健康
全米で初らしい。
法が決まった段階なので、どんな検査が行われるかは全然分からないんだけど、
初期的な検査は学校で行われて、それ以上に深い検査が必要な場合は専門医へ行くっていう感じかも。
やりたくない場合は、保護者がやりませんって言えば大丈夫です。
日本に比べてアメリカは受験がないから(一部を除き)、子どもにストレスは掛からないよねぇ、みたいなイメージがあると思うんだけど
意外とありますよね。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が出してるデータに寄ると、
子どもでも、不安、うつ、素行問題が全くないわけではない。
特に、高校生くらいになると進路でストレスやプレッシャーを感じる子は格段に増える気がします。
長男が高校に入る2014年頃は、州内の小児・思春期精神科の病棟は入院患者で溢れていて大変だってニュースで出てたくらいで、
当時よりは今のほうが情報が溢れていて、インターネットがますます生活に入り込んでるし、コロナのパンデミックもあったし、子どものストレスは加速してる気がしますよねー。
ちなみに次男が高校生の頃に始まったんですけど、うちの学区では「メンタル・ヘルスデー」という休みが年に5日もらえました。今もあるかな?
医師の診断書なしに、保護者が「今日はメンタル・ヘルスデーでお休みします」って言えば5日までノーカウントでした。 風邪や腹痛などの体の病気とは別の扱いで、心の体調でもお休みできたんですよ。
子供のメンタルヘルスについて、全米で話題が沸騰してるわけではないと思うんだけど、イリノイが先陣切ってるのはなぜ?と思うんだけど・・・
どちらにしても、システムが上手く作動して子どもたちが元気に過ごせれば良いですよね。