長男20歳、今年の夏はネットスーパーの倉庫でアルバイトをしています。
一人一台、カートとコンピューター端末を持たされて、その端末に指示された商品をスキャンして袋に入れるという作業。
普通のスーパーは客の動線とか売れ筋とかを考えて、野菜なり肉なり、カレー粉なり、ふりかけなり、似たような商品でまとまって売り場が構成されてますが、長男のバイト先は同じカテゴリーであっても、品物の置き場所はほぼバラバラだそう。ある程度まとまって置かれているのは冷凍もの、冷蔵もの、そしてパンくらい。
どこの棚に何の商品があるかを全部把握しているのはコンピューターシステムだけ。
端末は毎回「○○という商品を何個、△△から取る」という指示を出し、従業員はその商品を手に取って不良品がないかを確認してスキャンして袋に入れる。
これをなるべく時間を掛けずに早くやることが求められています。
ちょっともたついて、スキャンするまでの時間が掛かってしまうと、端末が出す評価が下がるらしい。そこで「もっと早く動け」と指示が飛ぶそうです。
指示は端末から中央コンピューターに来たのを見て人間のスーパーバイザーに言われることもあれば端末そのものから言われる(表示される?)こともあるそう。
ネットスーパーのバイトというのも今っぽいし、コンピューターが従業員の行動を管理しているっていうのも時代だなーって思いますよねー。
私が若かりし頃は(←いや30年前!)、大体バイトを注意するのは古株パートさんとか社員さんだった。
もちろん仕事が遅いとかちゃんとやれとか、そういうことを言われるわけだけど、遅い時はどんな理由があるかって事まで考えてくれてるから事情は酌んでくれたものだったけれど・・・・
長男によると、コンピューター端末は、「遅いか早いか」だけが評価の対象なので、例えばカートが古くてよく動かないとかたまたま数人が同じ棚に取りに来て時間がかかってしまったとか、そういうことは全く考慮はなし。
コンピューターはみんな公平に「遅い。早い」で注意する。
古株パートさんや社員さんに理不尽なことで怒られたり、かわいいバイトが贔屓されることもないのだから、それはそれで良いのかなと思ってみたり、いやいや、先輩に怒られて次の日頑張って、「今日は頑張ってるねー」って一言もらえるのも嬉しかったり。
どっちが良いのかな。
まぁいつの時代の人でも、人間との濃ゆい関係が苦手な人にはコンピューターの方が楽なのかもしれませんね。
そういえばバイトには付き物の、「タイムカードをバッシャって押すの?」と聞いたら、
「タイムカード((失笑)、普通にケータイでやるだけ」
おぉぉぉ。 もはやタイムカードを押すみたいな文化も消えていくのかぁ・・。
ちなみに時給は16ドル。 忙しい時はたまに5ドルアップ。イリノイの最低賃金は11ドルなのでかなりもらってる方。
それを聞いた夫、「すげーもらってるじゃん。俺が大学の時やっていたセキュリティーは4.25ドルだったのに!」
それ、30年以上前の話・笑
そんな夫のバイト歴(アメリカの大学で、です)
・留学生課のドライバー
・サマーキャンプのコーディネイター兼ドライバ―
・セキュリティ
私のバイト歴(日本です)
・お菓子工場のライン(高校の時)
・夢の国の近くの巨大ホテルのベッドメイキング
・音楽教室の受付
です。
そうそう、夏のバイトと言えば思い出しました。
この前、野球に行ったとき、おそろいのシャツを着たたくさんの子供たちに遭遇
サマーキャンプの子が多かった日。
子供たちに囲まれた我らおっさんとおばちゃん・笑
サマーキャンプのカウンセラーも大学生の夏のバイト代表格ですよね。
子供たちの行動が自由過ぎてあれはあれでキツそうだった・苦笑。


