先週、長男の学校で2年生学習発表会というのがあった

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テーマはアメリカ。で、前半の30分が各クラスに行って、個人で作ったプロジェクト物を見たり、クラスで作ったアメリカに関するスライドショーを見たり・・。


プロジェクトの一部にこんな小冊子もたくさん作ってあった。外国出身で、アメリカについて勉強する機会がなかった私のような親にもありがたい冊子たち。


プロジェクトは廊下に張ってあったり、天井から吊るしてあったり、とにかく準備期間の2週間、めいっぱい使ってやったのが見て取れて。


長男は、雨の日の休み時間に、個人的に作っていた・・・というブロックで作った国旗なんかも、先生の配慮で飾ってもらえてたし何だかもうたくさんのことを頑張ってやった!って感じだった。


思えば去年、1年生だった時は、元来マイペースで何事もスローな長男が、その上「友達と喋っていて終わりませんでした!」とか「友達を助けていて、時間がなくて宿題になりました!」とか色々と先生から注意を受けて来たことが何度となくあって・・・


その事を思えば、色々とがんばってやってるのが心底嬉しかった。


普段は、字が汚い!とかもっと丁寧にやりなさい!ってガミガミする事の多い私だけど、その日、誇らしげに見せて周る長男とプロジェクトを見てたら、そんな事、もうどうでも良くなった。


長男は私がガミガミ言うと思って、「あ、ここ塗り忘れた」とか「あ、汚く書いちゃった」って先回りして言ってたけど

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頑張ってやったんだから良いじゃん。すごくよくできてるよ」って褒めたら嬉しそうだった。


褒めてやらなくちゃ、じゃなくて、こっちが嬉しくなって自然と褒めちゃったという・・・。笑



そんな、ほんわかした気持ちで長男の席に座り、プロジェクト物を眺めていたら頭上で何度となく激しい口調が!


「先生!!うちの子、何でこんなに字が汚いんでしょう?!」


「先生!!うちの子の隣の席、近所の子なんです。もう、朝から夜まで一緒だったら絶対ダメ!離して!」



先生、かな~り困っておった。


おい、そりゃ今言う事じゃないだろ~。まぁガミガミ言いたいのも分かるが、人前で大きな声で言うんじゃなくてあとでこそーっと言えば良いのに・・・


とにかく今日のテーマはアメリカなんだから!!!


という先生の心の声が聞こえた気がする(笑)



例えれば・・・


私だって、髪の毛を切った日は新しい髪形を見て「ママ、似合ってるよ」って言われたいのであって、


「ママ、髪の毛切ったのは良いけど、もうちょっとそのお腹の肉どうにかしたら?」って言われたらイヤだし・・


痩せたでしょ、って見せた時は「うん、痩せたね~」って言われたいのであって


「ピグ、痩せたのは良いけど、もうちょっと家の中整理したら?」って言われるのもイヤだ。



今日はこれを見て!っていう時にはなるべくそれだけを見てあげたいよね・・・。



と思ったのでした。


ってか、おかーさんたち先生に頼りすぎじゃないのか?!




~おまけの話~


後半の30分は、講堂へ集まっての全体発表会。


アメリカがテーマの学習発表会・・・その1つに退役軍人への感謝・・というのも含まれてました。この国が関わったすべての戦争が栄光に輝いてるわけじゃないのだろうけど。でもどの戦争に参加したのであれ元軍人さんにありがとうを言う・・・


日本にはない発想なので、ちょっと驚いたけどこれがアメリカの現実なのかな・・・とも思いました


長男が何人かの代表に選ばれて言った言葉・・・


Tonight we are honoring the brave men and women who have fought for our freedom.

今夜、僕達はこの国の自由の為に戦った勇敢な人たちへの栄誉をたたえます


You are our heroes.(あなた方は僕達のヒーローです


と言った後、皆でGOD BLESS AMERICAを歌いました。


*GOD BLESS AMERICA、 9.11のテロ後、色んな場所で歌われる歌です。



私はラバウルで戦った事のある祖父に平和をくれてありがとうって言った事なんかない・・・ましてやヒーローだとは思ってなかった・・・


自分の子供が、アメリカ人として歌い、アメリカの退役軍人に感謝する姿、色んな事を考えさせられ、色んな想いが込み上げてきました。