昨日の夜、学校で ESL(=ENGLISH AS SECOND LANGUAGE)生徒の親対象の懇談会がありました。
ESLは、英語を母国語としない生徒への英語強化プログラムで、英語以外の言語を母国語としたり、あるいは英語とは違う言語も話すバイリンガルの子をサポートします。
そもそもアメリカの公立学校は、学校があるエリアの不動産税が学校の運営資金になってます。なので外国人が少なければESLに割かれる予算も少なく、プログラムさえないエリアもあるのです。
合法的に住んでいる外国人やバイリンガルへのESLはさほど問題視されないですが、非合法で住んでいる人たち(いわゆる密入国してる人たち)の子供でも教育を受ける権利がある、と考えてるのでそういう子たちへの英語サポートプログラムも実施されてる所では、
うちが払った血と汗の結晶で、密入国者の子供を教育するのか!という当然な不満もあるわけで、時たま問題が表面化することもあります。
うちが住むエリアでは、教育委員会全体で地域の不動産税の他に、州からと連邦政府からの予算割当てももらっているので全くそういう問題もなく、先生とプログラムが充実しています。
今長男が通ってる学校は3割がこのESLプログラムにいるそうで、
ただ、ESLプログラムが何なのか、イマイチ親に伝わってないのが実情。イメージ的に、普通クラスから一歩劣っているので、どの親もある程度英語が話せるようになったら出させて欲しいと言っているようで、
そんなところから今回の懇談会を開いてESLプログラムを知ってもらおうと言うのが学校側の作戦でした。
実は私もそんな一人だったのです。今住んでいる所は通っている学校の範囲ではないのですが、ESLのためにそちらまで通ってます。もちろんバス送迎はあるのですが、近所の子たちと違う学校ってどうよ?と疑問もあったし、周りの人からは長男は英語が話せるのになぜ?って言う声もあって結構学校に掛け合ったりもしてました。
でも昨日の懇談会でわりとその不安も払拭されましたね。どういう段階を踏んでESLから普通クラスに入っていくのか、どんな事をやってるのかなども分かったし、他の親御さんからの質問なんかで
こう思ってるのは自分だけじゃないんだ!って言う事も分かりましたし。
前の学校ではそんな事もなく、一体何をやってるんだろうと疑問を抱えたまま1年過ごしてました。私はわりと聞きたがりなので、機会があれば先生にも質問してましたが、
「あぁ、今農場についてやってます」とか「今、野菜と果物の分類を勉強してます」とかそんな答えが返ってきて、
だから一体何なのよ??と全く分からないまま。
私としては、このプログラムはどういうもので、どういうところを重点的にやってるとかそんな答えを期待していたのですがね。
まぁ今の学校は割りと熱心なので、この学校にして良かったなと思ってます。
・・・なんか知らず知らずのうちに親になっていくんだなぁという気がしますね。