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 私は、あの日以降グンソクを避けるようになった。グンソクは変わらず誘ってくれるけど、友達として飲むことに私は耐えられなかったからだ。

 

 食堂とかで一緒になることもあったが、すぐに桃花達も仲間に加わる。桃花は女の子女の子したタイプで、可愛い。社内の男子社員全員が桃花狙いだと言ってもいいぐらいだ。

(きっとグンソクもこんなタイプの子が好きなんだろうな~)

グンソクの前で桃花と並んでいることも辛くて、私はその場をすぐ離れた。

 

 グンソクのことを避けているのに、気付けばグンソクの背中を見ていた。でも、グンソクが振り向くと、視線を避けてしまう。

 

 そんな私をグンソクが見ていると感じることもあった。でも、桃花と席が並んでいるから、桃花を見ていたのかもしれない。