根来地区内、坂本神社・住持池・にごり池周辺の開発されておる。

安上根来道路を通行されている皆さんは、ご存知かと思いますが今盛んに森林を伐採して宅地造成が行われています。

私はこの問題を9月議会で岩出市に問い質しました。

 

質問

この地区の森林は、先人から受け継いだものであり、

雨水を貯え洪水や渇水を防止する機能や、根で土を支え下草で表土を覆い土砂災害を防止する機能を持っています。また、それ以外にも、森林はさまざまな働きを持っています。

 

そのような働きを持つ森林が開発によって無秩序に失われないように、自然環境の破壊にならないよう、ルールを定めた上で開発の許認可が行われています。

 

この制度は「林地開発許可制度」と呼びます。

 

林地開発許可制度は森林法によって定められています。

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林地開発許可制度の対象となる森林は、保安林または海岸保全区域以外の民有林で地域森林計画の対象となる森林です。

 

保安林とは、保安林制度によって指定されている森林のことです。

民有林とは、国が所有する「国有林」以外で、個人、法人、都道府県、市町村が所有する森林を指します。

 

地域森林計画とは、都道府県知事が民有林を対象に森林資源の管理や森林の保全について定めた計画のことです。

 

 

林地開発許可制度の対象となる開発行為は、1haを超えて森林を開発する場合です。

 土石の採掘、林地以外への転用など土地の形質を変える行為によって開発面積が1haを超える場合が当てはまります。

 

 そこで、質問いたします。

1、住持・中左近・にごり池の周辺の開発が行われています。

この池の南に位置する新興住宅の皆さんは何がで きるのか。誰が所有ししているのか不安が広がっております。

答弁・・・事業部長

「住持池、にごり池周辺の開発については、都市計画法、森林法の許可をえて工場の建設を目的として、造成工事を行っております。所有者及び事業主は和歌山市に事務所を置く㈱康建、開発面積は4万7,770㎡となっています。中左近池西側につきましては伐採届の申請がなされており、伐採面積は4,257㎡で駐車場予定地となっています。坂本神社付近の堤防工事については和歌山県による住持の堤防補強工事で所有者は住持・中左近迫両ため池土地改良区となっております。

 

2、雑木林の伐採、堤防の造成について、今後どうするのか

   答弁・・・開発の跡地については、食品工場と来ております。それと、出入り口は、現在で使用している北側の一カ所となります。

 

  地元説明は根来区と隣接自治会のみで在りその南側には何も説明がありません。此れこそ、市民無視の行政であるとしか言えません。