こころに響く言葉達 #109: 結果より◯◯... | salad

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Photographer Midori S. Inoue
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Monday, 4/1/2013
こころに響く言葉達 #109: 結果より◯◯...

乙武洋匡先生の「だいじょうぶ3組」(講談社文庫©Hirotada Ototake 2012)から、今日は皆さまに問題です。
この◯◯の中にはどんな熟語が入ると思いますか?
運動会でクラスで徒競走の14レース全部を3組の誰かが一番だったら、先生が坊主になると、子供達のモチベーションをあげる為に赤尾先生が言い出しました。結果、残念でしたが、その時に先生がみんなに言った言葉。

「なにかで一番になろうと思ったら、当然、努力が必要になってくる。でも、努力して、がんばって、それでも一番になれなかったら、子供達は傷つくよね。『自分はここまでの人間なんだ』って、天井が、自分の限界が見えてしまう。『だったら、はじめから一等賞なんて目指さない』と考える子だいても、不思議じゃないと思うんだ」...「でも◯◯はないよね」そして、「努力が自分の能力を伸ばすだろうし、逆に努力しても報われない経験を通して、挫折を知ることが出来る」「挫折を繰り返すことで学んでいく」って。

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子供達の答えは、「気合い」「練習」「中身」...

そして、先生の答えは「成長」

「結果より成長」
「みんなは、『全十四レースで一位』という結果を出すことは出来なかったけど、一位になりたいという思いで必死に練習してきた。そうして、ぐんぐん成長していった。じつは、先生がほんとうに求めていたのは、これなんだ。みんなが努力を重ねて、成長する姿」

素晴しいですね。私は「過程」と思ったけれど、努力すればちゃんと力がついてくる、そう思える子供達でいて欲しいと思います。昨日、家族でこの「だいじょうぶ3組」映画を見に行ってきましたが、私は映画の宣伝をラジオで聞いても涙が出た程。本を読んでも一章ごとに涙。家族全員ボロボロでしたが、本当に素晴しい映画でした。お時間があれば見て頂きたいな~と思います。本を読むだけでも、最高です。そして、後日談ですが、熊谷幸子さんとの「ママさんユニット」そのデザイナーの小西玲子さんからこんなお話を→「乙武さんの小学校の担任だった先生が、うちの二人が通っていた小学校にいらっしゃいます。とても良い先生で、みんなの人気者。早く先生を辞めて、コーヒー屋のマスターになりたい!!と熱望されていますが、周りがなかなか離してくれず、今も戸越小学校の教諭をされています。きっと岡先生のことですから、着々とコーヒー屋の計画は進んでいると思われます(笑)乙武さんも本で書かれていますが、小学生時代に岡先生との出会いがあったからこそ、今の自分があると・・」

今日の写真は、私の誕生日に見た朝焼けです。私にとっても皆さまにとっても新たな1ページ、そしてオタマジャクシの子供達にとっても、その人生を始める素晴しい1ページであって欲しいという願いを込めて!
それでは、素敵な一日を。