キットパス皆画展 パン・オ・スリール
会期 2025年12月4日~2026年1月31日
木・金・土8:30~16:00 (年末年始を除く)
場所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目5−2 1F
03-3406-3636
タイトルはLumière
左上から光がさしています!
キットパスのに理化学工業
https://rikagaku.co.jp/pages/kitpas
1960年代 お祖父様の代から障害者雇用をされていて
工場で働く方達の多くは障害を持っています
一つのことに専念して、心を込めて作業をしていらっしゃる姿は
神々しくて、貴くて...思わず目の中の光にシャッターを切ってしまいます。
キットパスはガラスに描いて消せます
そして、水彩としても描けます
今回の作品は、小川和紙にプリントしたものにキットパスと水少々で彩色したもので、
フォトラージュの一枚になりました。
9月から授業をしている静岡県立看護専門学校の授業のために自分の掘り起こしてをして、
そして、この作品を描いていて気がついたことがあります。
私が自分を嫌いだった子供時代、親に愛されていないと思っていた、
ただただ見て欲しかった、承認欲求の塊の私がいました。
母は亡くなるまでの9ヶ月、私が介護をしているときに、友人たちが来ると必ず、「緑には寂しい思いをさせたのよ...」と語る母。直接ではなくても、友人たちを通して伝えてくれたことが嬉しかった。そんな形でしか表現できなかった、なんでも我慢する戦前生まれの母。私の中に刺さっていた大きな氷が溶けていった。
「愛されていないのでは...」と思っていた子供心。
でも、本当はたくさんの愛で包み込んでくれていたことを渡米してから知った。言葉では表現されない愛。外の世界から見て初めてどれだけ自分が愛してもらっているかを知った。
私がノーマンロックウエルが大好きだったのは、彼が描く「古き良きアメリカ」の中の家族愛。人間愛。彼が描いた人々の姿を私は1990年代のNYで追い求めた。
だから私の写真は愛に溢れていると言っていただく。
私はそんなあったかい、私が欲しかった日常を切り撮っていたのだと、この作品を作りながら改めて思うに至った。
そんな、memorialな作品です。
是非是非、お家に飾ってくださる方がいらしたら嬉しいです。
久しぶりに作った彩色、渾身の一作です。
販売は12/4から青山パンオスリールにて!
ご来場お待ちしております。
その他、パンオスリール作家さんたちが勢揃いします。
私は他の方の作品に触れることが楽しみです。
その中の一枚になれたこと、嬉しいです!

















































