最近、苔の愛好家が増えており、大きなガラスコップ内に綺麗な砂と苔を入れ、小さな植物を植えると言ったインテリアの人気も高まっています。

こうした苔を使った楽しみ方も良いものですが、昔ながらの苔玉を使った盆栽もまた楽しいものです。植物を鉢に直接植える代わりに、土を丸めて表面を苔で覆った苔玉に植物を植え、それを皿状の器等に置いて愛でると言うものです。

日本の和草を植えて伝統的な盆栽とする事も出来ますし、洋花や観葉植物や雑草まで、どんな植物を何本寄せ植えしても楽しむ事が可能です。

作り方は簡単で、植木用の土を団子状に丸め、そこに植えたい植物の根に着いた土をほぐして植え込みます。植物を植えこんだ後、軽く霧吹きで水を吹きかけ、そこに苔を少しづつ貼り付けて行きます。使う苔はハイゴケが丈夫で初心者向きです。通販でも安価で売られていて手に入れやすいです。

苔を貼り付け終わると、苔玉がバラバラにならない様に糸を掛けて縛ります。糸は苔に食い込んで、外見上は糸で縛っている事が見えないので見栄えを心配する必要もありません。

完成した植物が植え込まれた苔玉を好きなお皿等に置けば完成です。1時間余りで作る事が可能です。管理は、適時水を霧吹きで与え、苔の緑が色あせない様にすればOKです。ぜひ一度チャレンジされる事をお勧めします。