こんにちは、志緒村亜希子です。
今日は１２回目の結婚記念日。
平日だったので前日の日曜日、
家族で食事をしてきました。
今月は七五三、喜寿、金婚式と
家族のお祝い続きで
最後の締めに自分たちのお祝い。
入籍したその年を入れると
夫婦になって１３回目の11月11日です。
特にこの日に思い入れがあるわけではなく
覚えやすいのでこの日にしました。
安易です。
あれから１２年も経ったけど
別に自慢できるほどの関係になれた訳ではなく
だいたいいつも
私がこじらせていて
それを彼が、
言葉なく、一見わかりづらく、
不器用に
でも確実に
広い器であたたかく受け止めてきてくれました。
わたしの「夫婦神話」、
つまり理想とは大きくかけ離れている
今の私たち、
それがきっとパーフェクトなかたち。
基本的に、
ここはずっと私にとって
安全基地で、地味に幸せ。
そんな生活の中、
いまだに私は
夫婦関係を通して
自分の弱さと、未熟さと
できなさを痛感することも多い。
それでもこうしてやってこられているのは
カピバラさんがその弱さもダメさ
（つまり八つ当たりや勝手な噴火）も
（つまり八つ当たりや勝手な噴火）も
心のままいっぱいやらせてくれて
私の魂磨きの修行に
ただ黙って付き合ってくれているから。
器用な愛情表現が苦手な彼は
存在をもって
「させてくれる愛」を示してくれる。
カピバラさんからは
わたしが期待する反応はまず返ってこない。
見たい愛情表現が見えない。
そのことに対して
一生、パートナーと分かり合えないまま
悲しい気持ちが満たされることなく終えるのかも、と
絶望に打ちひしがれることもあった。
ただそれは
私は彼のことを見ているわけじゃなくて
例えば
友人のご主人みたいに振舞ってほしい
あの人みたいになってほしい
と、カピバラさんが別の誰かになるよう
願っていただけ。
自分に置き換えたら
とても無理なこと。
相手を見ていないのはわたしだった。
私たち、
大きな喧嘩をした翌朝
何事もなかったように顔を合わせられる。
どちらが謝る、とか、ない。
（そこに不満を感じたこともw）
洗面台の前で合っても
気まずさは自然消滅している。
つくづく
家族なんだなぁ
と感じる。
不思議だよね。
違う環境で育った別の人間同士が
こうなっていくって。
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私がしてほしい愛情表現。
そのひとつに
「写真を撮ってくれる」
というのがある。
父がたくさん写真を撮ってくれたから
それが愛情表現だと思っているところがある。
カピバラさんは写真を撮らない人。
ぜんぜん興味がない。
それが寂しかった。
出産してからも
子ラッコと戯れてる時
「ここ撮ってほしいなぁ」と思う時も
あさっての方向を見てることが多い。
撮ってとお願いすると
ハッ！と我に返って
シャッター押してくれるんだけど
「とりあえずのやっつけ仕事」
な写真になる。
それが。
昨日、食事をしているとき
子ラッコがパパのiphoneで
写真を撮りたがり、
そこで見つけた。
彼のスマホには・・・
わたしがいた。
（先週、石川での七五三のとき。ぜんぜん気付かなかった）
こういう、
言葉にならないものを
本当に見るべきものを
これからもたくさん
見つけられる私でいられますように。
金沢 東茶屋街
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