こんにちは、志緒村亜希子です。


子を持つことを拒絶しつづけてきた私を知る人たちから
「出産して、何が一番変わりましたか?」
という質問をよく受けます。


先日のトークショーでもその話をするつもりでしたが
他にも話したいことがたくさんあって忘れました。

ので、ここで少し書いてみます。



■ 変わったこと

もちろんたくさんあるけど、このひと言に尽きる。


 「損」が「損」じゃなくなった。


子供がいるといろんなことが「できない」し、機会を「失う」と恐れてきました。
実際そうでしょう。
でもそれ以上に「ある」を実感しています。

できなくなったこと一つ一つにフォーカスするのではなく
捨てたら入ってくるセオリーが確かにあって

(捨)一人の時間 → (入)無限大の愛を与えられる。(し、過去にも充分与えられてきたことにも気づくからものすごい大きい愛がやってくる)

(捨)人とワイワイ過ごす時間を失った → (入)断ることを覚えた。ゆえに付き合いが絞られる分、大切な人との時間が濃くなった。

(捨)自分の力では無理だと諦めた → (入)甘える 委ねる 頼る 信頼する。これをせざるを得なくなり、今まで以上に「ある」を実感している。



■ 変わらないもの

ズバリ 自分の価値。 そして人間(キャラクターというか)。


産後しばらくしてふと思った。

わたしという人間は全く変わらない。

産んだ、産んでない、産むつもり、予定がない、
そういうもの全て、その人の価値に影響しない。
私という人間の価値は何を経験したとしても、何を持っていて何を持っていなくても、全く関係ないのだと直感的に思った。

つまり、そもそも人は素晴らしい存在なんだ。自分も他人も。

それが、よく分かった。


こんな感じですかね。



確かに出産して生活はより楽しくなった。子ラッコさんを通して感じること、気づくことが増えるので、人生の幅はとても広がる。

その楽しみを知ることとなった今世の私、まさに第2の人生のスタートなのかなと思ってる。

思い通りに行かないことと闘わず(なるべく)、受け入れ委ねながら。

高齢出産、リスクばかりが言われるけれど、捨てたもんじゃない。

法令線との闘いは始まってるけどね(笑)

これだけは委ねられない。




ラッコ&子ラッコのポーズ。IMG_20150829_020320785.jpg

8月のベビーヨガにて。
あれからたった2ヶ月でたくさんのことができるようになった子ラッコ、人間ってすごい!と教えてくれる。