ドイツの学校の今がわかり面白かった
映画『ありふれた教室』を見た。
平日なのに割と人は多かった。
盗難が多発しているドイツのギムナジウム(中学校)の7年生(12歳ぐらい?)のクラスを新しく受け持つ女性教師カーラが主人公。
正義感が強く生徒思いの教師だが、盗難が続いたある日、「不寛容」であることをベースに指導を行っているこの学校では、強引な捜査?で密告を迫り、犯人として一人の移民の教え子が疑われる。
そんな校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自に犯人を捜そうと職員室にカメラを仕掛ける。そして、その動画には、盗みを働く瞬間が記録されていた。
やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まる。
保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立など、どんどん悪い方に流れていく。そんな話だ。
話もこれって最後どうなるんだと、面白く見た。
また、また元教員としては、日本と同じところや違うところが見ていてとても面白かった。
ドイツの学校は7年生(日本では中学1年生?)でも停学がある。スクールポリス?が校内に入ってくる。
職員会議?に学級委員が出席できるなど「へえ~」と思うことも多かった。
監督はトルコ系ドイツ人らしく、移民に対する偏見や差別のエピソードを入れ込んでいるのも、やはりそういう差別もあるんだなと思った。