『本題』
西尾維新はどのように今小説を書いているか羽海野チカや辻村深月とも対談しているので、『本題』(西尾維新、講談社)を読んだ。表紙も絵とかもなく表がオレンジ色で裏が白の西尾維新らしいもので、彼が今どんな風に小説を書いているかがわかるし、西尾維新らしいことばも対談中の随所にあって面白かった。・人と喋らないで、人と接しないでいられる職はないのか、と、絶対まともに就職してもやっていけないだろうなと思っていました・僕は他には何もできなかったから小説家になった、という思いが強いんです。・充実した十代を送っていたら、小説を書いていないはずだというのはある(中略)小説をいっぱい出させてもらって、(中略)しあわせに過ごしていると思っていい状態にいるはずなんですけど、それでもどう考えても、学校帰りにわいわい仲間と盛り上がりながら電車に乗っている高校生のほうが、今の僕より楽しそうなんですよ。・時代の流れみたいなものがあるとしたら、敢えてそれに乗らなければ、そのぶん変わったものが書けるんじゃないか・一冊の小説を書くときには、文字数から決めて書いていくんです。辻村深月さんって、西尾維新と同じメフィスト賞出身だと初めて知った。そうだったんだ。