深い感動はないけれど楽しめた

 

原作が辻村深月というだけで、何の予備知識も無しに、映画『傲慢と善良』を見た。

主人公の架(かける)は、いつまでも結婚しようとはしなかったからか、長年つきあった彼女にフラれ、マッチングアプリでの婚活を始める。

そして、出会った真実(まみ)と付き合い始める。真実からストーカーの存在を告白され、彼女を守らなければとようやく婚約したが、真実は突然姿を消す。そんな話だ。


恋愛ミステリーと言うほどのミステリー要素はあまりないが、それでも最後はどうなるのかが気になってそれなりに楽しめる映画だった。

ただ、期待して行ったので、それほどではなかったなと、何が悪いというわけではないのだが、ちょっと残念な感じは残った。

確かに、自分の行動や言動の中に「傲慢と善良」って潜んでいるような気はしたけど、アプリの婚活時代に特有の何かをもう少し見せてほしかった気もする。