人生100年時代をどう生きるか

 

『マンガでわかるLIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』(リンダ・グラットン著・星井博文原作)を読んだ。

平均寿命がどんどん延びて、人生が100年になるのはもうすぐだという。そんな「100年人生」をどう生きるか、考える『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』のマンガ化である。

今が楽しければよく、将来に漠然とした不安を抱く大学生の主人公美咲が、「ライフシフト」を実践し、自分らしく生きる留学生のエルザに出会った日から、美咲の父や兄などの家族や、友だち、そして美咲自身の日常が、人生が、少しずつ変わり始める。そんな話だ。

今までは、人生のステージは、教育→仕事→引退 だった。

しかし今後は、三つの無形の資産が重要になるという。

それは、①生産性資産(所得要素)②活力資産(心身の健康)③変身資産(変化 変身力)で、
100年ライフの3ステージは、①エクスプローラー(人生の旅をして自分と世界を再発見する。自分についての理解を深めていく)②インディペンデント・プロデューサー(やりがいや繋がりを重視し試行錯誤し、学びをどんどん深めていく)③ポートフォリオ・ワーカー(異なる種類の活動を同時に行う人)で、その結果、遊び学び仕事の境目がなくなり、若々しく柔軟な人生を歩めるのだという話をマンガで解説している。


これからの若い世代は大変だなあと、読みながら思った。

そして、さまざまな生き方が可能になるように、いずれにしても、失敗しても人生が終わらないように国がセーフティネットをきちんと確保して欲しいとも思った。