6月19日(水)天気晴

 

ホシザキユキノシタ

 

今年5月初旬に筑波山に登った時はまだ咲いていませんでした

家の近くで見られる場所と言うと、昭和記念公園にも以前はあったのですが

最近消えてしまったので唯一薬用植物園になります

行くのが遅かったのでほとんど終わってました

でもまだ咲いている花があったのでよかったです

 

茨城県の筑波山で発見され、筑波山だけに生育するユキノシタ科多年草

つくば市の天然記念物に指定されています

 ユキノシタの変種とする説と、品種とする説があります

 

 

ユキノシタとホシザキユキノシタを比べてみます

 

狭山丘陵宮野入谷戸のユキノシタ

上の3個の花弁は小さく斑紋があり、下の2個の花弁は大きくて白色

 

高尾山のユキノシタ

上の3個の花弁は小さくピンク色で下の2個は大きくて白色

 

同じ仲間のダイモンジソウ

上の3個の花弁は小さくて斑紋なし、下の2個は大きくて白色

 

ユキノシタもダイモンジソウも上の3個の花弁が小さく

下の2個が大きく足を広げているような形の左右相称花

 

ホシザキユキノシタは花弁らしいものはなく

真ん中の2個が雌しべであとはみな雄しべになっています

雄しべが花弁に変化した八重咲の花はいろいろありますが

花弁が雄しべに変わるものもあるんですね

 

それともこちらが先で雄しべが3個の小さい花弁と2個の大きい花弁の

ユキノシタに変化したのでしょうか

 

この花は1個だけ小さな花弁で残りは雄しべになっています

どちらが変化したのか私には判別がつきませんが

とにかく筑波山に咲くホシザキユキノシタは

花弁がなく雄しべが12個以上ある変わった形のユキノシタです