1月25日(木)天気晴

 

今期はオニドコロばかりでなかなか見つからなかったヒメドコロ

1月の林縁の調査でやっと見つかりました

これまでに何度か3種の果実や種子の違いを載せてますが

ヒメドコロがやっと見つかったので再度載せておきます

 

ヒメドコロの果実(蒴果)

ヤマイモ科ヤマイモ属の多年草

蒴果にはオニドコロより幅広で扁平な部屋が3個あり

1部屋に2個の種子が少しずれて入っています

果序は下垂していますが、一つ一つの蒴果は上を向いて3つに開きます

種子は3mmほどの円形で周りに広い薄膜の翼があり風に飛ばされます

 

ここからは過去に載せた画像です

 

オニドコロの果実(蒴果)

ヒメドコロより細い果実は長さ2cmほどで部屋が3個あり

部屋には薄い種子が2個ずつ重なって入っています

果序は下垂していますが、一つ一つの蒴果は上を向いて3つに開き

種子が風に飛ばされます

 

オニドコロの種子

オニドコロの種子は長さ15mmほどで片側に翼があります

 

 

ヤマノイモの果実(蒴果)

蒴果には扁平な半円形の翼のような部屋が3個あり

1部屋に2個の種子が少しずれて入っています

熟しても蒴果は上向きにならず下を向いたまま開いて種子を飛ばします

 

中に入っている種子

種子は15mmの円形で全周に広い薄膜の翼があります

真ん中の種子は大きさ3mmほど



 

3種とも翼のある種子で風散布です

片側に翼のあるオニドコロの種子はくるくる高速で回りながら飛ばされ

円形の翼のあるヤマノイモやヒメドコロの種子は

ふわりふわり大きく円を描くように滑空して飛ばされます