2006年11月15日 (水) 天気○
秋真っ盛りの15日。
奥多摩にある倉戸山1169,3mに登ってきました。
奥多摩駅からバスで20分。女の湯から登り始めます。
ここには奥多摩湖底からポンプアップした鶴の湯温泉給油所があります。
温泉を一口飲んで、奥多摩湖を見ながら出発しました。
木の間がくれに奥多摩湖や御前山を見ながら紅葉の山道を登ります。
奥多摩の山は急な登りが多いです。
高さはさほど無くてもずっと急な登りが続きます。
落葉を踏みながら、紅葉の道をひたすら登ります。
高度を上げると、ミズナラやブナが現われてきます。
見上げているのはミズナラの巨樹です。
12時10分、倉戸山山頂に到着しました。
山頂は広く平らです。
雲取山(東京の最高峰)から続く石尾根、鷹ノ巣山、御前山、月夜見山~~などが見えます。
見上げれば、カエデの紅葉が~~。
葉っぱを落とした木には緑のボールが付いています。ヤドリギです。
しっかり休んで下山開始。黄葉の林の中を下ります。
この先は急な下りが続きます。
ひたすら下って1時間半ちょっとで大麦代到着です。
小河内ダムが見えてきました。
ここからはバスで奥多摩駅まで戻り、倉戸山登山終了です。
奥多摩には日本にいる哺乳類のほとんどが生息しているのだそうですが~~
今回の倉戸山登山でも動物の痕跡が見つかりました!
★モグラがトンネルを掘った土
写真ではあまりよく分かりませんが、掘った土がこんもり山になっています。
そんな小山がいくつもありました。
(実は、家の庭にも小山がいくつもあります。)
★クマが折ったミズナラの枝
クマは木に登り枝を折ってドングリを食べるそうです。
折られた枝が何本も落ちていました。
★クマが登って折られたミズナラ
先が折られた枝、見えますか? 右の木です。
かなり高い所まで登ってます。
★ぬた場
シカやイノシシが泥を浴びる場所です。
湿っぽい泥で丸く窪んでいます。背中を泥にこすりつけるのでしょう。
イノシシの蹄の痕も残っていました。
★ムササビ穴
写真では全然見えませんが、ムササビの穴があいている木です。
★シカに齧られたリョウブ
★こちらは白樺高原の小屋付近で見つけたシカの食痕です。
齧ったばかりの生々しい感じがします。今年の春に見つけたものです。
シカの食害は日本中に広がっているようです。
今回の登山でも動物の痕跡がいろいろ見つかりました。
サルの糞と思われる物もあちこちに落ちていました。
動物の数がふえているのかもしれません。
ミズナラのドングリ,今年は不作のようで、あまり落ちていませんでした。
今年は動物達にとって厳しい冬になるのでしょうか。
クマの出没には十分気を付けて歩きたいと思います。