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50m程前を大きな鹿が2頭、走って横切って行った。

近くには民家が点在し車も通る街道沿いだ。山では餌が不足しているのだろうか。

雨続きのため、折れた枝が林道に覆いかぶさっている。地盤は軟弱。慎重に歩行。

林道、河原を問わずあちこちに蜘蛛の巣ができている。

ステッキを縦に振りながら歩くが、完全には避けられない。

蜘蛛は巣は夏の宿敵。絶好のポイントで知らずに仕掛けを投じると、着水せず宙に止まることがあり、

よく見ると巣が張られていたりする。蜘蛛の糸は弾力性、粘着性に富み、強度が高い。

仕掛けを回収しても縮んで粘っこく絡んで、全部は取れない。

小さく丸めてオモリにくっ付けて続行するしかない。今日は神経戦、ストレス戦になりそうだ。

増水でポイントが増え、しかも広がっている。光の加減で見えない場合があり、

何度か仕掛けが巣に絡み付く。取ろうと竿を引くと今度は枝に絡み、仕掛けが台無しになる。

竿を置いてせっせと仕掛けを作り直す。つくづく釣りは根気のいる趣味だと思う。

それでも「宿敵」の間隙を突いて数匹のヤマメを上げる。

増水で縦に伸びたかけ上がりが狙い目だった。

一歩足を踏み出した先の岩に、アズマヒキガエルがおり、踏みそうになって慌て木をつかんで

難を逃れる。渓流ではカエルは妙に貫禄がある。