25日、小松川小学校(江戸川区)の6年生55人が参議院を見学しました。私は、参観ロビーであいさつしました。

 毎年、終戦の日(8月15日)に、江戸川区・江東区の両区で、1945年(昭和20年)の東京大空襲で亡くなった人を悼んで開催される、「旧中川の灯籠流し」について触れ、1936年(昭和11年)に完成した国会議事堂は空襲を免れたことを話しました。「1936年といえば何が起きた年?」と質問すると、「二・二六事件」と正しく答える児童が複数いて、感心しました。

 来週から発行される新紙幣の肖像となる3人を紹介しましたが、渋沢栄一や津田梅子については知っている児童がかなりいたほか、北里柴三郎の名前もすぐにあがり、頼もしく感じました。

 あいさつの最後に、昭和21年の衆議院選挙まで女性には参政権がなかったこと、その選挙で府立第七高等女学校(現・都立小松川高校)出身の山口シヅエさんが当選し、その後長く活躍されたことを話し、「18歳になったら、必ず選挙に行って下さい」と伝えました。

 

また、ロビーに展示してあるレゴの模型を見ながら、児童たちに国会議事堂の全体像について説明しました。