今週末、隅田川神社(堤通2)、隅田稲荷神社(墨田4)のお祭りが行われます。

 隅田川神社は、河川交通の要衝で「水神さま」とも呼ばれ古くから水運、運送業者に広く信仰されていました。源頼朝が関東下向の際、暴風雨に遭い祈願したとも伝えられています。隅田川神社という名前になったのは、明治以降です。さらに、首都高速道路6号線や、防災団地の建設によって、もともとあった位置より南に100m移転しています。16日に隅田川神社の中神輿が渡御します。朝7時に宮出し、午後4時半に宮入りの予定です。

 

 

 隅田稲荷神社は、万燈神輿という弓張提灯を四面に掲げた御神輿が有名で、「万燈神輿発祥之地」という碑があります。御神輿にはこの地域の開拓の祖、江川善左衛門の錦絵が描かれています。万燈神輿は江戸時代後期の元治年間に始まり、大正年間に中止されていたものが、昭和50(1975)年に復活。昭和52年(1977)・昭和54年(1979)に、フランスのニースのカーニバルに参加しています。

 今年は、15日、16日両日の夜間(6時頃~9時頃)、鐘ヶ淵通りを中心に、4年ぶりとなる万燈神輿の渡御があります。