隅田川下流(墨田区から河口まで)にかかる11の橋はライトアップが美しく、川に浮かぶ屋形船の灯りとともに、夜景を楽しませてくれています。

 

 この流域で、これまでライトアップがなかった両国橋、言問橋も、早ければ来年度中に橋の形が浮かび上がるようなLED照明に彩られることになりました。

 

 都道である白鬚橋や吾妻橋、駒形橋や蔵前橋、永代橋などは古くからライトアップしていたものも含め、「東京五輪2020」までに、すべてのライトアップが完成しましたが、言問橋(水戸街道)や両国橋(京葉道路)は国道で、都に比べて国の方が財政が厳しいことや、欄干部分などフォルムにそれほど特徴がないこともあり、ライトアップがない状態が続きました。

 

 「屋形船から見て2か所だけ真っ暗」などという地元の人たちの声を受け、私も国土交通省に、「財政難はわかるが、2か所だけ暗いのはつらい。周囲に合わせた水辺空間を大切にしてほしい」と要望し、橋上の街路灯のLED化に合わせて工事を始めてもらうことになりました。