あす9月1日は「防災の日」です。

 昭和35年(1960年)の閣議で決まりました。「防災の日」をこの日に決めたのは、1923年(大正12年)9月1日に関東大震災(M7.9)が発生し、10万5000人余の方が亡くなったからです。これは日本の災害史上、記録にある限り、最大の犠牲者数です。

 

 最近の大地震では、阪神・淡路大震災が6437人、東日本大震災は死者・行方不明者が1万8423人です。

 

 「防災の日」には、総理大臣が陣頭指揮をとって、政府の防災訓練が行われます。

 

 私は2007年8月29日、国土交通副大臣に就任、直後の9月1日、国交省の防災訓練に参加しました。本部詰めだったため、防災服に身を固め、国交省防災センター(巨大な会議室)で、発生から刻々と様子の変わる「各地の被害状況」(想定)が大きなスクリーンに写し出されるのを、緊張感を持って、眺めていました。

 

 私の地元墨田区は、関東大震災で最も大きな被害を出しました。その中でも4万人近い人が焼死した地に建てられた東京都慰霊堂(都立横網町公園)で皇族のご臨席を頂いて行われる「秋季慰霊大法要」に、私は初当選した2000年以来、必ず参加していますが、ただ一度だけ欠席したのが、2007年9月1日です。