男性の育児休業取得を促進する会社への補助金を東京都や厚生労働省が設けています。

 

 都の「働くパパママ育業応援奨励金」の「働くパパコース」は、もともと中小・小規模事業にだけ適用され、「合計15日の育業(育児休業)なら25万円支給。以降15日取得ごとに25万加算して最大300万円」が基本でしたが、「複数の社員がそれぞれ合計30日以上」などの条件付きで会社の規模にかかわらず支給するコースも設けられました。

 「働くママコース」や、複数の社員が同時に休業する場合の特別加算型もあります。

 

 男性が育児休業を取ろうとしても、「職場に迷惑をかける」と気にかけることがしばしばあります。また、介護サービスの中小企業の社長から、「社員に定着してもらうためにも、男性の育児休業取得を奨励している。しかし、他のスタッフの残業代が増えたり、職員を臨時採用したりするコストがかさむ」との嘆きを聞いたことがあります。

 厚生労働省の制度は中小企業だけが対象で、休業取得に30万円、職場復帰後に30万円が事業主に支払われます。代替要員を新規雇用した場合などの支援金もあります。

 厚労省のHPでは、「両立支援等助成金のご案内」の中に載っていますが、非常に見つけにくいです。

 

 都の「働くパパママ育業応援奨励金」と、厚労省の「両立支援等助成金」は両方同時に申請することが可能です。

 

働くパパママ育業応援奨励金HP

https://www.shigotozaidan.or.jp/koyo-kankyo/joseikin/papamamaikukyusyutoku.html

 

両立支援等助成金HP