8日、芝・増上寺で行われた安倍晋三元総理の一周忌法要に参列しました。

 午前の法要の後に行われた直会では、岸田文雄総理が挨拶し、「今でも各国の首脳と会った際には、安倍元総理の話題になる」と安倍さんの国際的な存在感について語りました。また、森元総理、麻生元総理、菅前総理も、安倍さんの思い出話を語りました。

 

 安倍さんが初めて総理大臣になった2006年の総裁選で、ともに戦ったという麻生元総理は、自民党が政権復帰する直前の総裁選で、菅、甘利両代議士に懇願されて、安倍さんに総裁選立候補を促したいきさつを語った後、TPP11を評価し、

 「米国が抜けた時、外務省は『これで中止』と言ったが、私は『正しいことなのだから、米国抜きでも、安倍さん、あなたが進めるべきだ。交渉は甘利さんと(元外務事務次官で個性派の)鶴岡氏と2人だけにやらせろ』と言った。

 農水省からも経産省からもいっぱい陳情はあったが、他の官僚をまったく入れないで2人だけにやらせた。こんな外交交渉は初めて。それで、うまくいった。

 そうしたら、ヨーロッパを飛び出したイギリスがTPP11に入れてくれと申し込んできた」と愉快そうに語りました。

 

 一般献花は午後1時から受け付けの予定でしたが、早い方は午前9時から来られるなど、多くの方が来てくださったため、1時前から受け付けとなりました。私たち安倍派の国会議員が交替で立礼しましたが、(当然ながら)警備が非常に厳重で、献花台からかなり離れた立ち位置となりました。

 

 

 境内などに安倍さんの写真パネルが多数置かれ、2012年12月の首班指名選挙で、安倍さんが2度目の総理になることが決まったとき、本会議場を上から撮る(安倍さんは後ろ姿)というユニークな写真があり、笑顔で拍手する赤い服の私もバッチリ写っていました。