王貞治杯・墨田区少年野球大会が4日から始まり、少年野球連盟顧問として開会式に出席しました。名誉区民である王貞治さんが墨田区の業平小学校、本所中学校出身であることに、ちなんだものです。

 

 延期後の運動会と重なり、また強豪チーム「鐘ヶ淵イーグルス」は、春の都大会準決勝を駒沢野球場で戦っており、出場者はふだんより少なかったものの、新小学1年も迎えて立派な入場行進でした。

 私が挨拶で「皆さんの中で、ユニフォームやソックスを自分で洗っている人は手をあげて」と質問するとパラパラ手があがり、「コロナ前に質問した時より増えていますね」と評価しました。「お母さんに洗ってもらっている人は?」「お父さんに洗ってもらっている人は?」とも尋ねました。①お母さん②自分③お父さんの順番でした。「お母さんやお父さんに洗ってもらっていると答えた人は、3回に1回か、無理でも5回に1回は自分で洗うとか、ユニフォームやソックスをたたむのは自分でやるとか、ぜひ、心がけてください」と話しました。

 また、「自分のミスが原因で負けたり、あの時、自分で打てたら勝てたのに、とか落ち込むこともあるかもしれないけれど、野球をやめようなんて絶対に思わないで続けて下さい。そして、お母さんは皆さんの第1のファンです。お父さんもそうかもしれないですけれど。もし試合で失敗して、へこみそうになったら、お母さんに頼んで、一番好きなおかずを作ってもらってください。お母さんと一緒に作るのもいいかもしれない」と元気づけました。

 

 私は残念ながら子どもを産み育てることができなかったけれど、若いころ東大応援部のバトントワラーズで、神宮球場で野球を応援したり、朝日新聞の記者として県大会や甲子園で取材したりした経験から、「もし将来、子どもを持ったら、野球をやらせたい」と思っていました。だから、スタンド応援席にいるお母さんたちを見ると、いつもうらやましくなるのです。

 

 山本亨区長が始球式でみごとなストライク。始球式のバッテリー、選手宣誓した森本康介・向島ビーバー主将と区議会議長、少年野球連盟幹部らと記念撮影しました。

 

同大会には、学童の部(小学校1年~6年)が17チーム、低学年の部(1年~4年)が11チーム、中学の部が6チーム出場します。