国土交通省は14日、墨田区の東向島2丁目22番地区を、国の「防災街区整備事業」(補助事業)の対象に指定しました。この地域は木造住宅密集地域で、水戸街道沿いの不燃化率を高めるのがねらいです。

 対象地域は2000㎡(約40m×50m)。街区にある木造の家屋や店舗などを取り壊し、鉄筋コンクリート10階建てのマンション(1階部分には店舗など)に建て替える予定です。地権者が区分所有するほか、分譲マンションとしても売り出します。事業費38億円のうち、国が6億円補助します。

 地権者20人が整備事業に合意し、事業組合が設立されました。令和8年度完成の予定です。

 

 周辺で火災が発生した際に、延焼を防ぐ「延焼遮断帯」となることが期待されることから、補助事業として採択されました。国の補助金は、玄関やエレベーター、廊下など、共有部分に使われます。