墨田区聴覚障害者協会の創立70周年記念祝賀会が9日、曳舟文化センター(京島)で開かれました。コロナで2度延期しての開催です。

 私は挨拶で「2025年に、夏季デフリンピック(聴覚障害の選手たちのオリンピック)が東京で開催されることが決まって本当にうれしいです。パラリンピックよりも長い歴史を持つということ、パリで初めてのデフリンピックが開催されて100年になるということを、周りの人たちに広めていきたいと思います。一昨年のパラリンピックで、聴覚障害者の人たちの競技はないのかな?と思った人たちもいるでしょうから」
 また、「墨聴協の新年号を拝見したら、『釣りバカ日誌』の日本語字幕付き映画上映会、というのがありました。外国映画だけでなく日本映画も字幕がついていると、みなさんも楽だし、同時に、元気な高齢者で耳の遠い方が増えているので、そういった方にも役立つと思います。自民党文化立国調査会の会長代理をやっておりますが、今年はちょうど『障碍者による文化芸術活動の推進に関する基本計画』の改定の年に当たりますので、このようなことも提案していきたいと思います」などと述べました。


 写真のバンダナは、一方に「耳がきこえません」、もう片方に「手話ができます」と記されており、立場によって使い分けることができます。墨聴協の荘司康男会長がデザインしたものです。
 例えば、コーヒーショップで「耳がきこえません」と知らせることができれば、手話のできない店員さんでも、ラージかスモールかなど、身振り手振りでコミュニケーションを取ることができます。


 スタッフが着用している会員のTシャツも、会長の作品。スカイツリーがあしらわれた洒落たデザインです。



 4人並んだ写真は右から、山本亨墨田区長、荘司康男会長、私、東京都聴覚障害者連盟の粟野達人会長です。