京成曳舟駅(墨田区京島)西口に、交通広場(ロータリー)が完成し、12日、式典が開かれました。

 交通広場には、区内循環バスのバス停、タクシー乗り場などができました。循環バスは6月から北西部路線のルートを変更して、ここに立ち寄ります。

 全国でも有数の木造密集住宅地だった曳舟地区は、国土交通省所管のUR都市機構も協力し、大規模な再開発が行われ、2007年から2015年にかけ、最高41階建ての再開発ビルの高層マンションが4棟建ち、またイトーヨーカドーも従来の店舗から数百メートル移転して、駅前の大型店となりました。
 同時期に、京成押上線(押上—八広間)の連続立体交差事業が行われ、2015年に上下線とも高架化が完成し、曳舟駅周辺の5つの踏切がなくなりました。側道も完成。またこの地域は、電柱の地中化も終了しました。
 今回の駅前ロータリーの整備により、曳舟の再開発事業にひと区切りがつきます。再開発前のこの地域を知る者としては、感慨深いものがあります。
 今後、周辺の区道の拡幅を進め、2026年3月までに全事業が完了する見通しです。

 式典では向島交通少年団が「ドレミのうた」「花」(「春のうららの 隅田川…」)を演奏して、盛り上げました。