向島消防署主催の第50回防災コンテストが12日、墨田区総合運動場(堤通2)で開かれました。
 4年ぶりの開催。女性の部は15町会18チーム、中学生の部は吾嬬立花中、文花中、吾嬬第二中、向島消防少年団がそれぞれ2チーム、計8チームが参加しました。

 コンテストは、1チーム3人で編成。
 内容は
①緊急地震速報が流れて競技開始
②ヘルメットと手袋を着用し、机の下に潜る
③「火災発生」の合図のもと、1人は119番通報。「火事です。東向島6丁目22番3号、2階建て一軒家の1階部分から赤い炎と黒い煙が発生しています」
④他の2人は「火事です!」と周囲に声をかけて走り、消火器で消火活動。
⑤スタンドパイプを立て、ホースにつないで放水
という手順で行いました。
 各町会の関係者が熱心に応援していました。
 用具の準備や移動は、向島消防団が担っていました。

 女性の部は、隅田西町会Aが優勝、準優勝は堤通二丁目3・4自治会Bと八広六西町会の2チーム。優秀賞7チームは隅田西町会B、八広三和里町会、立花五丁目町会、八広二丁目南町会、八広三丁目町会、曳舟中町会、立花五丁目東町会。

 中学生の部は、優勝が文花中学校ジュニアレスキューA、準優勝は吾嬬第二中学校ボランティア防災部B。優秀賞は向島消防少年団A、向島消防少年団Bの2チーム。向島消防少年団Bは小学6年生3人の編成でした。

 コンテストの最後には、ゲストのガチャピンとムック、おしなりくんが1組となって競技を行い、皆の喝采を浴びていました。

 私は終了後のあいさつで「皆さん、元気なかけ声、きびきびした動作で、見ていて惚れ惚れしました。防災コンテストは向島だけなんです。『向島女子』の活躍が誇らしいです。ひとつだけお願いがあります。私も過去20回くらい見てきましたが、出場チームが減ってきました。今回は15町会でしたが、ぜひ別の町会に住むママ友や同窓生に、『コンテストに出よう』と声をかけてください」と述べました。

 コンテストのほか、煙体験ハウス、車椅子、起震車の体験コーナーや、各種消防自動車の展示もあり、子ども連れの家族が大勢、参加しました。