29日、立花吾嬬の森小学校(墨田区立花)の児童51人が、国会参観に来ました。

 

 私は「補正予算が今日の夕方、衆議院を通過します。ガソリンや食品の値上がりに対する対策や、コロナ対策の無利子・無担保融資を受けた中小・小規模事業者の多くが、来年春の返済時期を迎えることから、経営危機に陥らないよう救済する政策なども盛り込んでいます」と述べました。

 

 また、「中国が沖縄周辺で領海侵入を繰り返し、北朝鮮がミサイルをひんぱんに日本の方向へ発射し、ロシアも中国と共同して日本周辺の海や空で活発に訓練するなど、日本の安全が脅かされています。

 そこで、2027年度の防衛費を日本のGDP、つまり国内総生産額に占める割合の2%まで引き上げることについても議論しています。GDP 2%というのは、ヨーロッパ各国並みの水準です。

 『日本でも徴兵制度が始まるの?』と聞かれることがありますが、私が国会議員の間は絶対にそんなことをさせません。戦前の日本は男子だけの徴兵制度がありましたが、男女問わず、意思に反して自衛隊に入隊させられ、危険なところへ送られることは今後もありません。と、最近の日本の政治課題についても説明しました。

 

 最後に必ず「選挙に行くことの重要性」を話しています。

 「皆さんが選挙権を持つのは何歳?」と質問すると、一斉に「18歳!」と元気な答えが返ってきました。

 

 「日本ですべての成人男女が投票できるようになったのは、昭和21年4月のことです。

 明治から大正にかけては、高額納税者つまり大金持ちの男性しか投票できませんでした。私は今、母子家庭などひとり親支援の政策にも取り組んでいますが、大金持ちだけが投票していた時代には、生活が苦しい人たちのための政策など作れるわけがありませんでした。」

 「18歳になったら、ぜひ、区議や区長、都議や知事、衆議院議員や参議院議員の選挙に行ってください」と締めくくりました。

 

 子どもたちは、国会内のホールの床に座って、まじめに私の方を向き、しっかり話を聞いてくれました。